本日、念願のレコードが発売された。
リリィ・シュシュ唯一のアルバムだ。
CD発売から20年かかった…
もちろん今回はその中から大好きな一曲を。
それは『愛の実験』
このタイトルがもたらす意味。
正に実験的なギターの音と、迫ってくる
荒っぽいドラムがまず印象的。
英語の歌唱と、感情の起伏のない台詞。
その2つがサビでリンクする。
歪んだギターを携えながら。
よく聴くと、メインとなる歌唱の裏で
台詞のパートが同じ歌詞をなぞっている。
聴き取りにくいが、多分そこにも起伏はなく、棒読みだと思う。
それにゾクっと鳥肌が立った。
何てアレンジだよ。
そしてサビ終わりから、一番好きな部分へ。
Aメロを基本なぞるんだけど、その中で
そしてって3文字が余る形になるんだ。
その浮いたそしてを無理に押し込む。
これは聴かないと伝わりにくいけど、
この一瞬がすごく好きなんだ。
どこまでも実験的でありながら、こんなにも響いてくる楽曲ってなかなか無い。
本当に最高な作品。
もうレコードはプレスしないみたいだ。
大事にしよう。
[LP/呼吸 収録]