
2023年2月21日、天才レスラー武藤敬司が引退した。
プロレスラーにとって大事なのは、その
入場だ。
もちろんテーマ曲に乗せて。
どの格闘技よりも、それは顕著だと思う。
凄い選手は極端な話、入場シーンだけで
金が取れるくらいだ。
アメリカの団体WWEのスーパースター
中邑真輔なんて、その筆頭だろう。
そして武藤敬司も、正にその一人だ。
引退試合を控えた時に、どんな入場テーマで来るのか楽しみにしていた。
武藤と一緒に『闘魂三銃士』と呼ばれた、橋本真也と蝶野正洋は基本テーマ曲を変えなかった。
その美学も、好きだけど武藤敬司は代表となるテーマ曲が何曲かあった。
天邪鬼な性格が故かもしれないけど、
それにも美学を感じてた。
今回の引退試合では、そんな何曲かある
テーマ曲を全て網羅したメドレーで来た。
いろんな時代を彷彿とさせる演出だ。
音楽が鳴り響く東京ドームが似合うわ。
一応、音楽レビューブログだからそれに纏わる話したけど、武藤と同日デビューした蝶野正洋をリングに呼び込んで本当の引退試合したシーンは、長くプロレス見てきた人が報われた瞬間だったな。
かなり腰が悪く、杖を使わないと歩く事さえままならない蝶野が、いざリングに入るとウソかのようなムーブを見せた。
レスラーの眼光となった蝶野正洋を見て、
やっぱカッケーなと再認識した。
それもやっぱ武藤敬司の手腕と人徳。
最高のレスラーだったわ。
本当お疲れ様でした。
