自己満的音楽生活ノススメ

「今日の一曲」と題しまして、自分の好きな曲を勝手にレビューします。あまり批評はせず、好きなトコだけ語ります。

【追悼】仲本工事さん


ドリフターズ仲本工事さんが事故で
亡くなった。

コメディアンとしても、ミュージシャンとしても大好きな人だったから、その思いを記しておきたい。

一応、音楽を勝手に語るブログだから、
まずミュージシャンとしての一面を。

どの写真見ても常に笑顔な人だけど、
ギターを持つとカッコよさが出る。

ビートルズ来日の前座で披露した、
Long Tail Sally』は最高だった。

酒焼けしたような歌声がハマってる。
この歌い方とギター弾く所作が、
仲本工事のカッコよさじゃないかな。

加藤茶高木ブーとの"こぶ茶バンド"も
実際にライブ行って生で見られたのは、
自分の宝だ。

そしてコメディアンとしての一面。

『体操キャラ』
バカ兄弟』(いかりや長介との)

この2つのイメージが強いね。

ただリアルに体操やってた人だから、
ドリフの五人の中でズッコケがダントツで
上手かった。

志村と加藤茶がフューチャーされてる
コントでも、ちゃんと後ろで小芝居したりしててコミカルで面白かった。
(そういう時にブーは、無の表情w)

とにかくドリフターズの面々の訃報は
ツラいものがあるけど、やっぱコントで
笑おうか。

ありがとうございました!!

©️翳りゆく部屋/エレファントカシマシ


今回は愛すべきカバー曲を。

先週、荒井由実の『翳りゆく部屋』を
レビューした際に、コメントを頂戴した。

エレカシのカバー、もの凄いですよ」

この名曲を宮本浩次の声で聴けるのか。
どれどれ、チェックしてみよう。

……率直に最高だった。

原曲を踏襲したようなオルガンでイントロが始まり、宮本浩次♪Ah〜〜
ここでまず、ゾワっとした。

歌い出しからはすごく丁寧で、ここに
荒井由実へのリスペクトを感じたな。
簡単な伴奏とギターで、ほぼ独唱の様相。
一語一句をしっかり歌う。

そこからドラムが入って、徐々にバンド感が出てくる。
それに合わせてか宮本浩次の歌い方も
変わっていく。
ここからはロックバンドとしての矜持を
示すような展開になっていくんだ。

すごく揺さぶってくるのは、やっぱこの
バンドらしさなんじゃないかな。

サビ的な部分にある歌詞。
♪どんな運命が、愛を遠ざけたの〜
このの一音から、歌い手のギアが上がっている。
一回目と二回目の熱量も違う。

素晴らしいカバーだ。

当サイトのコメント欄への返信機能が
見当たらないから、この場を借りて
感謝します。

良い音楽教えてくれて、ありがとうございました。

[AL/STARTING OVER 収録]
エレファントカシマシ ver.

紅き覇道/千住明


今回はゲームBGMから。
ニンテンドースイッチソフトの、
『トライアングル ストラテジー
スクウェアエニックスから今年発売された
シミュレーションRPGだ。

戦闘は1ターン毎に考えながら実行していくのが好きなトコなんだけど、とにかく重厚感のあるストーリーが素晴らしい。
とある三国の大戦の話なんだけど、明確な善悪が無いんだ。だから戦争になる。
まだプレイ途中だけど。

そのBGMも素晴らしいんだ。
サントラCDリリースも納得。

監修は、あの千住明

ゲーム内で、ある大橋での決戦があり、
そこで流れたBGMが良かったんだ。
いろいろ思考を巡らせながら敵と戦うから、あまりBGMとか入ってこなかったりするんだけど、この曲は「おっ‼︎」って思えた。
手を止めて聴き入ったほど。
このBGMだけで良ゲーなのが伝わるかと。

とにかくバイオリンが切ない。

ピンチさと哀しさを上手く表現している
と言える。

進軍していくような前向きなトコから、
切ないバイオリンが入ってくる。
「なんか"戦"だな」って感じられる。

ストーリーが好きすぎてクリアしたくない…

[AL/TRIANGLE STRATEGY ORIGINAL SOUNDTRACK 収録]

紅き覇道

紅き覇道

Ordinary Girl/Hazy Sour Cherry


とにかく大好きHazy Sour Cherry
ボーカルの声に惚れたって言っていい。

レコードで買った1st ALが良すぎたから
2ndにはもう自分期待値が凄かった。
だから、それ聴いた時に1stほどの衝撃は感じなかったのが正直なトコ。

けど、何回も聴いてくウチに2ndの良さ
を実感してる。
これはスルメ的アルバムだったかも。
今回はCDで買って正解だった。

今回の一曲はアルバム後半に収録されて
いるナンバーだ。

イントロのアプローチからストレートなロックンロールのテイストを存分に出してくる。

歌うボーカルTsuzumiは日本語詞だ。
結構キーは高めかな?

歌唱が入るとギターは抑えめになって、
引き立て役になる。

サビではタンバリンと女性ドラマーの
コーラスが一緒に歌う感じになって、
一気に広がっていく。
♪光を〜って部分が好きだな。

そのサビも最高潮を迎えたトコで、
さらに第二のサビと言えそうな英語詞の
パートを入れてくる。
このバランスがカッコいいんだな〜〜

もっと聴き込んでいこうと思うアルバム

[AL/STRANGE WORLD 収録]

RADIO DAYS/Nelko


めっちゃ耳馴染みの良い一曲。
それが今年知ったNelkoだ。

男性ラッパーLaundryと女性シンガーSayaを中心とした五人組バンド。

ラップあるからHip-hopを軸とした
バンド、ではないのが良いね。

つか今回の曲もそうだけど、アルバム通してイントロの雰囲気がどの曲も良い。

極端な話、イントロだけ聴いて行っても
満足できると思うアルバムだ。
これ絶対こだわって作ってるな。
音の感じも含めて。

この歌の始まりはSayaのパートから。

歌唱部分からの入りで、Sayaは透明感
出したボーカルを見せてくれて、綺麗な
イントロに華を添えてくれる感じだ。
ここでの鍵盤が最高に活かしてる。

そこからLaundryのラップパート。
ここからギターが主張してくる。
このラップとギターで一気にオシャレ感
満載になるんだ。

サビでは両者が重なってハーモニーを
演出してくる。

そこからコーラスワークを取り入れて
行ってNelkoワールドを展開していく。

気付いたら音楽に没頭してた、ってなる。

素晴らしいバンドだね。

[AL/How Do You Feel? 収録]

翳りゆく部屋/荒井由実


最近、音楽番組に限らずバラエティ番組
などにも精力的に松任谷由実が出てる。

全ては最近リリースされたベストアルバムの宣伝だけど。
それもあって史上初の、6年代オリコン
1位を獲得したみたいだ。
つまりは70年代から続けて1位獲得。
オリコン自体あまり気にされない時代だけど、やっぱ凄いね。

今回紹介するのは、そのベスト盤にも
収録されている荒井由実名義での最後の
シングル曲。
King Gnu常田大希が推す一曲で知った。

この表現はファンは嫌かもわからないが、
曲から漂うのは中島みゆき感。

パイプオルガンと讃美歌っぽいコーラスから壮大な入りするけど、いざ歌が始まるとノスタルジックさを出してくる。

より言葉とメロディがダイレクトに伝わってくるよう。

好きなのは曲展開。
凄いなと思うのはサビのBメロっぽさ。

歌い始めはAメロ。
そこから少し前向きな感じを見せる
Bメロ。
そこからサビ的なメロも作れただろけど
それをしない荒井由実の感性。
これに感服した。

まぁBメロとかサビの定義って人それぞれだろうけど。

要は素晴らしい曲ってことが大事。

令和に知れて良かった一曲。

[e.p/翳りゆく部屋 収録]

愛的逃兵/雀斑Freckles


レビュー2回目の登場かな雀斑Freckles
最近はこのアルバムばっか聴いてるわ。

前にも紹介したが、台湾の4人組バンド
で、主に作詞/作曲を手がけている
ボーカルの林以樂(リン・イーラー)から
ものすごく日本の音楽への敬意を感じるんだ。

それを如実に思う今回の一曲。
古き良き昭和歌謡のエッセンスがある。

流行りのシティポップじゃなくて、
中森明菜とか少し妖艶な歌手のテイスト
というか、ムーディーな感じが漂っているんだ。

イントロとアウトロにはロシア民謡
取り入れたりと、音楽の幅が広い。

その中で歌が入ってくると、ものすごく
丁寧な歌い方をする。
台湾語だろけど、それは伝わってくる。
この澄んだ歌声が曲とマッチしているね。

ただ昭和歌謡に無いものがある。
それはドラムだ。
歌手の引き立て役、ではなくて完全に
それを食う勢いのドラムを見せてくる。
上手いのはもちろんなんだけど、この
主張の仕方は現代っぽいね。
曲調にも合ってカッコいいんだ。

林以樂はソロ活動も積極的にやってる
みたいだから、今度追ってみよう。

[AL/IMPERFECT LOVER 収録]

Live ver.