まず、曲を聴く前に題名に目が入った。
『ありあまる富』
"金は無いけど前向きに生きよう"的な歌を
探すのは容易でも、金があるって人が
テーマの歌って珍しいし、椎名林檎なら
それを上手く表現できるわって思った。
実際聴いたら、そんな次元じゃなかった。
富=金と思った自分の浅はかさを痛感する。
椎名林檎が歌う"富"とは見えないもので、
生命に従って付いているもの。
つまりは、その人の価値なのだと。
すいませんでした。
この歌詞に救われる人って沢山いるん
だろうなぁと思う。
メロディも椎名林檎節が効いていて、
一語一句に魂がこもっているよう。
それはライブ映像にあるんだ。
終始俯き加減で歌う様が物語る。
それと、このライブのギター2人。
名越由貴夫と長岡亮介だ。
日本を代表するギタリストと言っていい
2人の共演を初めて見た。
長岡亮介は浮曇として東京事変メンバーで
椎名林檎と演ってるのはわかってたけど
名越由貴夫も呼べるとは…
やっぱ椎名林檎の魅力なんだろな〜〜
本当に素晴らしく、価値のある一曲。
[Sg/ありあまる富 収録]