
今回はアルバムのレビューで。
約6年ぶりになる、星野源の新譜アルバム。
正直言うと、どこかSAKEROCK感のある星野源が好きだから、曲調が明るくなるにつれチェックしなくなってた自分。
そんな事どーーでもよくなるくらいに、
このアルバムは素晴らしかった。
まず惹かれたのが、とあるインタビューでの発言
「もう音楽で伝えたいメッセージなど無い」
一体どんな境地なんだろうと思い、興味が沸いた。
コロナ禍で活動が制限されていた中で、星野源は
DAW(パソコンで音楽制作を行うソフト)に没頭して、今までのアプローチからガラッと趣向を変えたトラック制作をしている。
今までは星野源の"POPS"を表現しようとしてた感じがしたけど、今作はより幅を広げて言わば縛りのない音楽を生み出した。
打ち込み主体になって思ったのは、星野源の歌の上手さ。
そこにはもうSAKEROCK感は存在しない。
海外アーティストとのコラボも、なんかその人が単純に好きだから一緒にやってる感ある。
本当にアルバム通して素晴らしいなと思う音楽。
今の星野源を表現できたからこそのセルフタイトルなんじゃないかな。
まだ上半期ながら、断言できる。
この作品は2025年『CDショップ大賞』獲るね!