もう10年以上経つんだな。
星野源のソロデビューアルバム。
SAKEROCKの流れから、このアルバム
心待ちにして発売日に買えたってことは
今も誇れるな。
とにかく日常を切り取ったような歌詞と
明るくない素朴なメロディーが、特に
好きなんだな〜〜
まぁこの路線続けてたら、ここまで躍進
してなかったかもね。
今回の曲のテーマは『キッチン』
どこにでもある台所だ。
主人公は昨日の料理を眺めるだけで、
捨てられない。
きっと何か前日にあったと推察できる。
それを捨てよう、と決意することで
過去と決別する気持ちを表現してる。
前日の残り物に思い出を投影するって
のを、昨日の料理にしてるのが、なんか
等身大の日常って感じで星野源らしい。
メロディーはすごく綺麗で、特にBメロ
だけでハモりを入れる事で、ここからの
前向きな気持ちをメロディーで表して
いるんだな。
間奏も良くて、星野源のマリンバが
歌の世界観とマッチしている。
そこから暗かったAメロを飛ばして、
コーラスのあるBメロに行くのが好き。
今やPOPアイコン的な存在の星野源。
素朴な星野源も良いからね。
[AL/ばかのうた 収録]