ロングラン上映となっている、スラムダンクの映画『THE FIRST SLAMDUNK』
内容や映像もさることながら、やっぱ音楽が素晴らしい。
ものすごく計算されたこだわりを感じるんだ。
オープニングのThe Birthdayや、
エンディングの10-FEETも代名詞的な
楽曲なんだけど、レビューしたいのは劇中曲。
そう!!
上映前の予告編から使われていたアレ!
外のバスケットコートで、一人誰かが練習してるシーン。
武部聡志のピアノが印象的なんだ。
単音で、ここまで雰囲気を出せるってのがまず凄い。
響きというか、奥行きがあって、そこに
儚さも存在するような音。
そこにいろんな楽器をさりげなく入れていく。
そして、チェロが入って違った一面を出してくる。
重めの音が入ってくることで、なんか現実に戻させる感じがした。
このバランスこそ武部聡志の手腕かと。
ピアノの上手さだけじゃないんだな。
『ソータ』というキャラクターの存在と
併せて聴くと、また素晴らしい印象を受ける。
こればっかりは映画で観て感じてほしいな。
[V.A/THE FIRST SLAMDUNK ORIGINAL SOUNDTRACK 収録]