最近、令和世代の人達が90年代のPOPS
を漁っていて再燃しているみたいだ。
サブスクなどで気軽に触れられる時代
だからこそなんだろう。
当人は意図してなくても『王子キャラ』
が浸透してた小沢健二の代表曲。
自分は昭和からの人間だから、この平成を
彩っていった時代のPOPSは本当にタイムリーだったし、今でも大好きだ。
とは言え、正直当時あまり小沢健二は
通ってこなかった。
売れ線なイメージがあったりして。
20代でフリッパーズ・ギターにハマり、
小沢健二の売れなかったジャズテイストのアルバム『球体の奏でる音楽』で、やっと好きになったくらいで。
色んなアーティストがカバーしている
こともあり、一度は耳にした事があるであろうキャッチーな歌。
サビの流れが自然で、声を張ったりしない入りをしている。
このフワっとした所が王子たる所以か。
遠くへ行く人への餞として、どこにいても
そんなに変わらないよって伝えている。
だから気兼ねなく行ってらっしゃい!!
それを背伸びすることなく音楽で表現しているね。
良き歌はどの時代でも愛されていく。
そんな一曲かと。
[Sg/ぼくらが旅に出る理由 収録]