フリッパーズギターが平成元年(1989年)
リリースした1stアルバムから。
シングル数枚出した後に満を持してアルバム
出すってのが定石な時代に、アルバムで
デビューし、歌詞も全編英語。
この辺のマインドが『Punk』なんだな。
このアルバム最初に聴いた時に一番自分に
刺さってきたのが、この曲なんだな。
フリッパーズは、だんだんバンドとしての
体制をとらなくなっていくけど、この時期は
しっかりバンドとしてのサウンドを追求してたと思う。
しっかりアコースティックギターとエレキの
音でメリハリをつけてたり【ネオアコ】感が
満載なんだな〜〜
遠くで星屑が飛び散るようなアコギと、
結構バキバキしたベース音。
その上で遊ぶカッティングギター。
正に、ロックバンドである。
後に全編サンプリングのサウンドに移行する
バンドだとは、とてもこの時点で思えないわ。
そして、この曲一番の鳥肌ポイントはサビだ。
英語詞だが、よく聴くと韻を踏みまくってる。
"i"の付く単語をあえて多用してる部分ね。
80年代でこんなことをしてたのか…
後半、少し雰囲気重くなって、そこから
ボーカル二人の掛け合いから転調して、
一気に開けるとこなんて最高のアレンジ。
令和になってもフリッパーズ聴くよ。
[AL/three cheers for our side-海へ行くつもりじゃなかった- 収録]