好きなアーティストの新譜を聴くとき、
意図せずとも必ずあるのが『期待値』だ。
それと同じくらい、もしくは高ければ良い
CD買ったなと思うし、下回ればイマイチ
だったかなって思う。
そんな期待値を、遥か上空まで突き抜けてきた一曲がある。Hawaiian6の『MAGIC』だ。
前作『SOULS』で一番感じた"哀愁"を
期待してたのかもしれない。
けど、この曲は悲壮感ゼロの明るいメロコア
だったんだけど、それが凄かった。
あまり同じメロディーは多用しないのは
このバンドと特徴だけど、とにかく一つ一つ
メロディーが丁寧で綺麗。
それを支えるコーラスワーク。
一番好きな部分は後半からの展開。
「Rain」「Blue」「You」を繰り返し
歌う所、からの最後の「MAGIC」という
フレーズまでの流れね。
そこが、ものすごく綺麗なんだ。
なんでこんな展開作れんの??
コーラスも最高なんだよ。
そしてパンクやメロコアといえば決まって
Tシャツってイメージを、シャツ着るボーカルが払拭したね。
とにかくメロコアの歴史的名曲だと思う。
[AL/ACROSS THE ENDING 収録]