バンドがメジャーレーベル所属になると、
『◯◯までに、CDを何枚出す』
みたいな契約をさせられる事が多い。
よってバンド解散直後にベスト盤や、取ってつけたようなカップリングベストなどがリリースされるのは、その契約の条項にあるからだ。
しかし、それが功を奏した例がある。
このフリッパーズ・ギターのライブ盤だ。
バンドが急に解散して、普通なら日の目を見たいハズだったライブ音源がこうして普通に聴けた喜び。
自分にとって、かなり影響を受けたバンド。
活動期間も短かったから、ライブ本数も少なかった。
そんなCamera Talk tour(1990)と、
Doctor Head tour(1991)の音源を中心とした
ライブアルバム。
その一曲目を飾る、この曲。
いきなりボーカル小山田圭吾の声の
エフェクトが凄い。
歌声も楽器の一部と捉えているよう。
それと、英語の使い方というか、響きがすごくカッコいいんだ。
♪ミルクの海行く another psychedelic paint
…意味は不明。でも印象に残るんだな〜
どうやら、小山田圭吾と小沢健二からしたら、
人生ってやつは、ウィニー・プーだけの
マグカップコレクションみたいだ。
オレにも理解できる日が来るのだろうか。
[AL/続・カラー・ミー・ポップ 収録]