自己満的音楽生活ノススメ

「今日の一曲」と題しまして、自分の好きな曲を勝手にレビューします。あまり批評はせず、好きなトコだけ語ります。

Ⓨマイ・リトル・バッグ/Mean Machine


Mean Machineこそパンクだ!!」

このMean Machineというバンドは、
なんとなく知ってはいたが、今年になり
CD買ったら、とんでもないバンドだった。

"それぞれ演ったことないパートをやる"
って趣向で始めたバンドで、メンバーが

伊藤歩(女優)/Vocal
ちわきまゆみ(DJ)/Guitar
・YUKARIE(Sax奏者)/Bass
CHARA/Drums&Chorus
YUKI/Drums&Chorus

まずもってドラマ『昼顔』で恐妻役だった
伊藤歩がボーカルなんだけど、CHARAYUKIがコーラスって豪華すぎて物怖じしそうだけど、しっかり役目を果たしている。
そう!このバンドのマインドがパンクなんだ。

正直ドラムはリズムがズレる部分あるし、
俺でもわかるくらいだからマスタリングで
絶対わかるハズだけど、初期衝動のまま
収録されているね。そこが好き。

今回紹介する曲は、ガレージロックな感じで、
ベースとギターは歪みまくってる。

そして歌の部分はPOPに、演奏の部分は
よりノイジーにしてメリハリをハッキリ
付けていて"可愛い"と"カッコいい"を
両立させている。

ドラム&コーラスのYUKIは、とにかくエモい。

他に『Johnny Back』という大好きな曲が
あるんだけど、試聴無くてリンク貼れない…
でも、いつかレビューしよう。

今日でトリを迎えた【YUKI works 特集】
気が向いたら、またやろっと!!

[AL/CREAM 収録]

Ⓨ愛の火 3つ オレンジ/chara+yuki


今から20年前の1999年に企画されたシングル

CHARAYUKIがボーカリストとして、
一曲だけコラボしたのだ。
よってリリースは、このシングル1枚のみ。

今の30代女子には、たまらない組み合わせ
だったんじゃないかな。

当時トップアーティスト同士だったから、
かなり反響あったのを覚えている。

今、聴き返すとかなり良い曲なんだと気付く。

なんか最初からものすごく賛美歌みたいで
POPSにあえてしなかった2人の意気込みを
感じてしまう。
きっとそれはオルガンの優しい音がそう
思わせてるんだろな。

サビではしっかりビート強めのトラックに
なってしっかり差別化している。

良い意味でクセの強いCHARAの歌い方と
ストレートに歌うYUKIの相性ピッタリね。
とは言え、YUKIが途中でラップ調になったり
遊び心はしっかりある。

その遊び心は歌詞にも表れている。
「問いにあふれ」はDon't be afraidとも
聞こえるし、「偽らない」はIt's What a night
英語だけじゃなく、曲名だって「愛の火 3つ」
これは「愛の秘密」にも捉えられる。
(作詞/作曲共にchara+yuki名義)

なんか渾身の一曲‼︎って感じだから、
後発が無かったのも納得かな。

[Sg/愛の火 3つ オレンジ 収録]

愛の火 3つ オレンジ

愛の火 3つ オレンジ

ⓎHappy Tomorrow/NiNa


JUDY AND MARYが解散して少しして、
プロデューサー佐久間正英が音頭を取って
結成されたスペシャルなバンドNiNa
YUKIが27才時に結成したから(ニ)(ナ)

アメリカで人気らしいThe B-52'sという
バンドのボーカリストKete PiersonとYUKI
ツインボーカルとなり、英語詞で歌う。

このケイトとYUKIの異なる声質が互いに
無いモノを補い合ってるように聞こえる。
そしてその相乗効果がすごくあるんだ。

深津絵里 主演ドラマ『彼女たちの時代』
主題歌で、アルバムの中でもキラキラして
眩い雰囲気を醸し出している。

こんなにもポジティブさを前面に出してくる
曲ってあんまないってくらいに。

それを演出してるのは、サビでのタンバリン
なんじゃないかと思う。
この音こそポジティブさの正体だ。
そんなに大きな音じゃないけど、これが
あるのと無いのでは仕上がりに違いある。

あと特筆すべきはサビ前のBメロだ。

1回目は素直にサビへと流れていくのに
対して、2回目で急にボーカル2人がハネて
掛け合いを見せる。
この展開にはヤラれた。
プロデューサー佐久間正英の手腕か⁈

とにかく、いつまでもキラキラした一曲。

[AL/NiNa 収録]

Ⓨハミングバード/YUKI


YUKI works】特集の第2弾はソロから。

勝手に『さすらいのミュージシャン』と
評してる好きなシンガーソングライターの
Caravanとの共作曲。

そのCaravanも歌詞にアレンジを加えて
この曲を歌っていて以前レビューさせてもらったことがある。ハミングバード/Caravan - 自己満的音楽生活ノススメ

歌詞もそうだがYUKIの方は曲のアプローチも
違っていて、より優しい仕上がりだ。

プロデュースは會田茂一、ストリングス
アレンジは斎藤ネコと素晴らしい布陣。

なんかYUKIのしっかり日本語を発音する
ところに好感持てるんだよな〜〜

サビで印象的な「ふわ ふわ」「ゆら ゆら」
の部分を伸びやかに歌う様もね。

ボーカル・ハモりのコーラスをより強調
させるように歌声が音量高めで、演奏は
控えめなっている。

ただアコースティックギターの音は、
素晴らしく良いね。

子供を産む前のYUKIだからか、本当に
優しい歌なんだな。

そして何故かジャケットはYUKI本人じゃなく
ソックリさんらしい笑)))しかも3パターン‼︎

[Sg/ハミングバード 収録]

Ⓨラブリーベイベー/JUDY AND MARY


今週は金曜までの計5回でお送りする新企画。
YUKI works 特集】と勝手に銘打って、元
JUDY AND MARYボーカルYUKIを一週間
フューチャーしていこうと思う。

この人の印象は、POPさ・妖艶さ・ノスタルジックさを兼ね備え持つミュージシャンだと思ってる。

要は好きなんだオレ。

一発目は、やっぱジュディマリから。

CD音源よりもライブ映えすると思う一曲。
ロックバンドとしての矜持を感じるんだ。

最初から音程無視したシャウトで、カッコよさ
全開で掴んでくるのが一番良い!!

それと、やっぱサビね。

♪ダーリン ダーリン 青い月を歩く
ここの音程がツボなんだな。

ダーリンの2回目が低くなり、そこから
マイナーコードを使って、暗めの印象を
与えてくれる。
それが、ものすごく自分にはヒットした。
間髪入れずに畳み掛ける展開も良し。

ライブではヘッドバンキングが起こるほど
カオスな雰囲気となるんだね。
正にライブ映えする一曲だ!!

作詞はYUKIながら、作曲のTAKUYAは
良い曲作るなぁと思う。

[Sg/LOVELY BABY 収録]

So I/ELLIE


昨日レビューしたラブ・タンバリンズ
そのボーカルELLIEがソロ作品。

バンドが解散して、ボーカルがソロになる
のは何も珍しい事じゃないが、ELLIEの
今回紹介する2018年リリースのソロALは
約11年振りの作品である。

この人の英語の発音が好きなんだけど、
今回初めて日本語詞に挑戦している。

「私、ちょっと頭の固い人だったんですよ。そのせいで、いろんなお話もずいぶん断っちゃってきたし。でも曲を作っていく段階を経て、別にいいや、って思えるようになった。以前は何事もストイックに取り組んで、思い悩んでいて塞ぎがちだったけど、今回は私、笑ってましたねぇ。生まれて初めてかも、こんなに楽しかったレコーディングは。いい思い出作りができた(笑)」

こんな事をインタビューで語っていた。

今回紹介する曲は日本語詞といっても、
英語混じりの歌詞で、そのバランスというか
塩梅が何とも丁度いいんだな。

カッティングギターから始まるラヴァーズな
曲調と、優しい歌が印象的なんだけど
サビから別人のようにドスの効いた歌い方で
ソウル感を演出する。これぞ真骨頂‼︎

カッコいい女性だなぁELLIEは。
正に、今に輝く"STAY GOLD"

[AL/STAY GOLD 収録]

Call Me Call Me/Love Tambourines


90年代の渋谷系ブームの一端を担った
"ラブタン"ことラブタンバリンズ

ボーカルELLIEとギター斎藤圭一が結婚し、
夫婦となるも、すぐに破綻。
同時にバンドも消滅。

結果オリジナルアルバムは一枚リリースで
終わってしまったバンドである。

自分が知ったのは10年くらい前で、
イムリーではなかったが、今聴いても
オシャレで素晴らしい作品だと思う。

以前レビューしたCherish Our Love/Love Tambourines - 自己満的音楽生活ノススメ
大好きで、それ目当てでアルバム聴いてたら、
その前にとんでもない歌があった。
今回紹介する曲である。

ソウルやR&Bを主体としながらも、これは
レゲエやSKAのテイストが強く、抑えめな
アルトサックスに誘導され、ELLIEの
かすれて低音が効いた歌声が乗ってくる。

サビではコーラスとの掛け合いを入れて、
厚みを持たせているね。
だから、マッタリとしながらも力強さを
感じる仕上がりになっている。

これ聴いて1995年の曲だとは思わないだろな。

[AL/Alive 収録]