小文字でデカデカと『m』のロゴがトレードマークのManhattan RecordsのJAPANESE R&BコンピCDを、車の中で久しぶりに聴いていて、最後の方に耳に止まった曲があった。
クレジット見てみると”Love Tambourines”
ノーマークというか、知らない名前だった。
通称ラブタンこと、ラブ・タンバリンズは91年結成の6人編成バンド。
・ELLIE (Vocal,Chorus)-作詞-
・斎藤圭市 (Guiter)-作曲-
・大町博通 (Drum,Keyboard)
・宮川弾 (Keyboard)
・平見文生 (Bass)
・平野栄二 (Percussion)
ELLIEと斎藤圭市は、夫婦でやっていた。
なぜ、あまりラブタンが浸透しなかったか??
アルバム一枚リリース後に、二人が離婚したからだ。明快な答えだね。
しかも、ガッツリ喧嘩別れらしい…
そんな経緯はさておき、自分はフリッパーズ・ギターやピチカート・ファイブなどが代表される【渋谷系】の音楽が好きなんだけど、このラブタンが確立した【渋谷系R&B】というジャンルは知らなかった。
そして、この曲に完全にハマった。
R&Bというよりソウルと形容した方がしっくりくるサウンドで、特にパーカッションが際立って聴こえる。
何よりも特筆すべきは、ELLIEの歌声だ。
英語詞なんだけど、自分で作詞しているのもあって、本当にキレイに歌い上げている。発音も良いと思う。
特に、この曲の歌い出しの部分が最高だ。
高音のコーラスと、低音のボーカル。
同じボリュームだから、どっちがコーラスはわかんないくらいだけど、その重ね方が秀逸!!
そして全編通して、コーラステイクが素晴らしい!
90年前半にも、こんなオシャレ音楽があったなんてね。
今聴いても、全く古く感じさせない。
ジャケットデザインも好きだったから、CDではなくLPレコードで買った。
CDより収録曲少ないんだけどね…
[AL/Alive 収録]