『愛すべきカバー曲Week』今月のトリを務めるのは、満を持しての一曲。
原曲からいくと、植松伸夫というFinal Fantasyの音楽を多く担当してる作曲家の曲。
この曲はFinal Fantasy Ⅳ(スーファミ)内で
使われている。
特にストーリーに定評あるゲームの中で、
印象的なシーンで使われてたバラード。
小6の音楽の教科書にも載っている名曲。
そのFinal Fantasyシリーズを手掛けている
SQUAREがリリースしてるゲームの楽曲をチルアウト系にカバーしたアルバムに、今回紹介する一曲が収録されている。
チルアウトはざっくり言うと、聴いていて
リラックスできる電子音楽と言えよう。
この名曲をUyama Hirotoがカバーしたのだから、聴く前から期待値は高かった。
それを遥かに凌駕する仕上がりだった。
アルトサックス奏者でありながら、キーボディスト、そしてトラックメイカー。
いろんな側面を持つ彼の音楽の情熱が、
この一曲に全て込められていると思った。
とにかく全体に哀愁が漂うどころか、
溢れかえっている。
ものすごく切なくて、限りなく綺麗。
オーボエとアルトサックスで曲を構成し、
ストリングスで彩りを添える。
そしてイントロからのピアノ。
この中音域な音が、切なさを助長させる。
本当に音楽の美しさに卒倒しそうになる。
これを一人で演奏する宇山寛人に脱帽。
こういう音楽に出会えるから、いろんな
音楽を聴いていたいと思う。
[V.A/Chill SQ 収録]
原曲 -Final Fantasy Ⅳ(愛のテーマ)-
Uyama Hiroto ver.