まずジャケットに目を惹かれる一枚。
すごく洗練された綺麗な一曲を。
コンポーザーでいて、DJもやっている
haruka nakamuraが生前のNujabesと
二人でスタジオに入り、少しずつ紡いで
完成されたアルバムから。
その最後を飾るインスト曲。
アルバム全体のコンセプトがあって、
それは『日々の暮れ』
この曲から感じるのは『夕暮れ』
最初、ピアノとクラシックギターの
アンサンブルで聴かせる。
この時のリズムが、コンガみたいな
パーカッションを使って、メインの
ピアノとクラシックギターを引き立てているんだ。
そしてフルートのような音の登場と同時にリズムもドラムに変わる。
ここで鳥肌が立つ。
そこから荒木真というジャズサックス
奏者がアルトサックスを披露する。
これがすごく良いんだな。
一音一音に大人な感じを受ける。
ここではリズムがパーカッションに戻り
アルトサックスを聴かせる構成になる。
そして後半、一応サビと言えるフルート
が重なる部分がある。
そこでもう一回鳥肌が立つんだ。
「まだ終わるな」って思える一曲。
[AL/MELODICA 収録]