日本のダブバンドであるボノボ。
ダブってのは、リズム音にリバーブやディレイかけたような音楽で、1つの音が波のように続いていくような感じと表現できるだろう。
ボノボはリズムだけじゃなく、いろんな音にリバーブかけたような曲が初期の頃よくあった。
なんか取っつきにくい音楽なようだけど、ボノボはそれを踏襲しながらも、よりPOPさを強調してるから、かなり聴きやすいと思う。
実際ダブっぽくない曲も沢山出してるしね。
今回紹介するStanding Thereも、ダブっぽくない曲に部類されるだろう。
ボノボ流の、極上のラブソングだ。
今は脱退してしまったけど、ギター佐々木康之(通称コジロー)が作詞/作曲した曲。
このコジロー脱退は正直痛かった…
本当にいろんな名曲を生み出していたし、ボノボがメジャーシーンで活動できたのも、コジローの才能ってのがあったと思う。
この曲の話に戻ると、大事な恋人に語りかけるようなセリフがたくさんあって、それがすごく優しい。
そう!
ボーカル蔡忠浩の声が、優しいんだ。
恥ずかしくて言えないような言葉も、蔡忠浩ならスーッと入ってくる。
主人公が等身大で向き合ってる様が、思い浮かんでくるよう。
音が減って蔡忠浩が際立つ、落ちサビの所は鳥肌モンだ。
本当に万人ウケするであろう名曲だから、是非聴いてほしい。
この曲はベスト盤(Pastrama)にも収録されてるけど、自分的にはカップリングに60分もの日比谷野音でのライブ音源が収録されているシングルがオススメ。
ちなみにbonoboってのは、ピグミーチンパンジーの別名らしい。
そーいえばボノボのバンドロゴにも、よく猿がモチーフになってたりするな。
[Sg/Standing There-いま、そこに行くよ-収録]