2017年10月4日にHi-STANDARDが新譜となる4thALを18年振りにリリースした。
そのCDを買って2日間くらいは、歌詞カードとクレジットを眺めるだけで終わった。
そして、満を持して通して聴いた。
「カッコイイ‼︎」「最高‼︎」そんな感情より先に出て来たのは、率直に「嬉しいな」だった。
アルバムを出して、全国ツアーをやる。
そうなった時に、初めてお帰りなさいハイスタ!と思えたのかもしれない。
聴く前に肝に命じてたのは、前作とは比べないって事だ。
年齢やキャリア、その他の紆余曲折を経験したメンバーが90年代のような流れでアルバムを作れるわけがない。
今のハイスタを堪能すればいい。
そのテーマは”世代を超えろ”だろう。
一曲目からその意思は歌詞にも顕著に表れていて、五曲目くらいまで、正にハイスタ節が炸裂している。
そこから中盤の流れが好きだな。
ストレートなパンクだけではなく、活動休止などを経たメンバーの経験則が曲に表れてるなぁと思った。
コーラスのKenサンが冒頭メインボーカルを取る曲もある。
それはハイスタ初だ。
カバーは二曲あり、どちらも今のハイスタらしいアレンジだ。
何故ハイスタが聴き飽きないかは、卓越した演奏力、アレンジセンスにある。
これからもっと聴き込んで、いろんな事を発見したいと思う。
2000年初頭、ハイスタ活動休止に打ち拉がれていた自分に伝えたい。
「大丈夫、ハイスタは裏切らないよ!」