売れたWANDSの葛藤を知っている。
商業的に大成功したWANDS
ミリオンセラー連発してたし、広く知られた名曲も沢山あった。
その中でボーカル上杉昇が本当にやりたい音楽との乖離が影響して、WANDSを
止める。
これが第二期の顛末だ。
そしてギター柴崎浩と共に、本当にやりたい音楽を始める。
これが『al.ni.co(アルニコ)』だ。
突き詰めたのはグランジだったから、
一般的には売れなかった。
けど、上杉昇フリークの自分には刺さった。
デビューで重めの『TOY $』では、
振り切ったロックを見せてきて一瞬躊躇したけど、この2枚目のシングルでは
感銘を受けた。
静と動がバンドで上手く表現されていて、
ストリングスの使い方も重みを演出して
上手いと思った。
歌い出しは英語。
ここではカッコ良さを。
それからの日本語詞では感情を隠す事なく
さらけ出している。
ずっとNIRVANAへの憧れを公言してた
上杉昇のカラーが一番色濃く出てると
思う一曲。
アルバム一枚リリースして解散したけど
好きなバンドだったな。
[Sg/晴れた終わり 収録]