昨日と今日は『愛の不時着Days』
途中ながら、久々に見終わりたくない
ドラマになった。
韓国の財閥令嬢が、北朝鮮に不時着してしまって、ある軍人と恋仲になる話。
常に南と北の緊張感があるから、物語が
締まっているんだ。
その北朝鮮側の軍人を、少し説明する必要がある。
彼はリ・ジョンヒョク(Ri Jeong Hyeok)
といって、軍の中隊長。
一つの部隊を束ねる立場にある。
元々はピアニストを目指していて、実際
海外で賞を獲ったり、スイスに留学していたりして将来有望だった。
しかし北朝鮮で軍人をやっていた兄の死から、自身もピアノを諦め祖国で軍人になることを決める。
その留学時に兄へ向けた曲を制作して、
帰国したら聴かせると約束する。
結果それは叶わないまま帰国の途につく。
スイス留学最終日に、街にあったピアノで、その『兄のための歌』を弾く。
彼自身、最後のピアノ演奏と決めて。
それが素晴らしかった。
実際にリ・ジョンヒョク演じる俳優の
Hyun Binもピアノを弾けるだけあって
当人が弾いてるのかはわからないが、
とにかく『兄を思う』って気持ちが伝わる優しい曲なんだ。
優しいだけじゃなく、人間の喜怒哀楽を
テーマにしたような展開がある。
だからこそ、旋律に惹かれる。
本当に美しい音楽だなぁ。
[V.A/愛の不時着 サウンドトラック 収録]