自己満的音楽生活ノススメ

「今日の一曲」と題しまして、自分の好きな曲を勝手にレビューします。あまり批評はせず、好きなトコだけ語ります。

©️夜王子と月の姫/セントチヒロ・チッチ(BiSH)


去年だったか、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの
BiSHも所属する『WACK』ってレーベルに所属する全員を対象とした、ソロデビュー総選挙
(上位2名選出)が開催された。

自分は投票してないけど、アイナ・ジ・エンド(BiSH)の圧勝かと思えた。
しかし、ふたを開けたらアイナは2位で
1位は同じBiSHのセントチヒロ・チッチ。
確かにソロで聴いてみたいシンガーだ。

BiSHはアイナ・ジ・エンドの類い稀なハスキーボイスと、セントチヒロ・チッチの正統派な歌唱でお互いを引き立て合っていて、実質ツインボーカルだと勝手に思っている。

そのセントチヒロ・チッチがソロで発表したのは、GOING STEADY/銀杏BOYZ
『夜王子と月の姫』言わずもがなの名曲だ。

大っぴらに銀杏BOYZを敬愛してることを
公言していた彼女だから自然なことかもね。

聴いてみて、すごく透き通った声でものすごく丁寧に歌っている。
BiSHの時の力強さは、いい意味で抜けていて、この曲の世界観を本気で表現しようとしてるのが伺えた。

リーガルリリー(リッケンバッカー名曲‼︎)の
演奏もすごくマッチしてるね。

そして原曲でもそうだが、この曲一番の
見せ場は「君が星こそかなしけれ〜」
というコーラスから本筋に入って来る最後の部分だろう。

コーラスではキー高い声で歌い、最後は
叫びにも似た力強い歌い方で終わる。

そこに原曲へのリスペクトを感じた。
本当に好きなんだなと。

1回目より2回目の方が良く聴こえる、
良いカバーだと思う一曲。

[Sg/夜王子と月の姫/きえないで 収録]
原曲 -銀杏BOYZ-

セントチヒロ・チッチ ver.