去年だったか、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの
BiSHも所属する『WACK』ってレーベルに所属する全員を対象とした、ソロデビュー総選挙
(上位2名選出)が開催された。
自分は投票してないけど、アイナ・ジ・エンド(BiSH)の圧勝かと思えた。
しかし、ふたを開けたらアイナは2位で
1位は同じBiSHのセントチヒロ・チッチ。
確かにソロで聴いてみたいシンガーだ。
BiSHはアイナ・ジ・エンドの類い稀なハスキーボイスと、セントチヒロ・チッチの正統派な歌唱でお互いを引き立て合っていて、実質ツインボーカルだと勝手に思っている。
そのセントチヒロ・チッチがソロで発表したのは、GOING STEADY/銀杏BOYZの
『夜王子と月の姫』言わずもがなの名曲だ。
大っぴらに銀杏BOYZを敬愛してることを
公言していた彼女だから自然なことかもね。
聴いてみて、すごく透き通った声でものすごく丁寧に歌っている。
BiSHの時の力強さは、いい意味で抜けていて、この曲の世界観を本気で表現しようとしてるのが伺えた。
リーガルリリー(リッケンバッカー名曲‼︎)の
演奏もすごくマッチしてるね。
そして原曲でもそうだが、この曲一番の
見せ場は「君が星こそかなしけれ〜」
というコーラスから本筋に入って来る最後の部分だろう。
コーラスではキー高い声で歌い、最後は
叫びにも似た力強い歌い方で終わる。
そこに原曲へのリスペクトを感じた。
本当に好きなんだなと。
1回目より2回目の方が良く聴こえる、
良いカバーだと思う一曲。
[Sg/夜王子と月の姫/きえないで 収録]
原曲 -銀杏BOYZ-
セントチヒロ・チッチ ver.