以前フジテレビで「カラマーゾフの兄弟」のドラマをやっていて、主演の市原隼人・斎藤工・林遣都3人の父親役(クズ)やった俳優さんの怪演がものすごく印象に残った。
それが初めて見た吉田鋼太郎の演技だった。
それと同時に、ローリングストーンズのエンディング曲もドラマの雰囲気にバッチリはまっていた。
それが今回紹介する邦題『黒く塗れ!』だ。
どこでそうなったかはわからないが、自分の中でローリングストーンズというバンドの有名な曲でピンとくるのは正直無くて、なんか年代上な人が好むロックって勝手な位置付けしていた。
ベロのロゴもカッコいいとは思わなかったし。
けど、この曲は素直にカッコいいなと思った。
そこには自分好みの雰囲気があった。
その要因は「シタール」という弦楽器にある。
調べたら、北インド発祥の民族楽器で19弦もあるらしい。
この独特な楽器が、随所に用いられていて、妖しい雰囲気を出してくれている。
ミック・ジャガーのボーカルも、暗い所は低音で、突き抜けるシャウトは高音で、正にロックミュージシャンな歌い方だ。
最後のフリースタイルなシャウトが、本当にカッコいい!!
歌詞はどうやら、ベトナム戦争を題材にしているらしい。
今度ベストアルバムでも聴いてみようと思う。
[e.p/PAINT IT, BLACK 収録]