日曜深夜にやっている『関ジャム』という音楽番組で、2016年印象に残った曲として、プロデューサー蔦谷好位置が紹介していた、日食なつこ。
岩手出身のシンガーソングライター。
ARABAKI ROCK Fesや、風とロックを経て、2015年にはFUJI ROCK Fesにも出演している。
その1stALからの一曲。
正直、知らなかったアーティストだったけど、曲もさる事ながら、シンプルなMVがとても印象に残った。
軽井沢の「白糸の滝」をバックに、ピアノとドラムを向かい合わせにして演奏するっていう、ありそうでなかった手法が当たりだと思う。
水流ってつくタイトル曲を、実際の水流を見せてMV作るって閃きが素晴らしいね。
ポストロックバンドのtricotドラマーkomakiのドラムも、日食なつこのピアノとすごく相性が良い。
ポストロックっぽい叩き方してるね。
そしてやはり、日食なつこの歌唱力だろう。
高低差激しいメロディーにも、しっかり歌声がついていっている。
時には力強く、抜く所は抜く。
そのサジ加減が心地いいんだな。
ピアノも伴奏だけでなく、しっかり楽器として際立たせている。
技術力の賜物だろう。
よくヒール履いてピアノ弾けるなぁ。
所々、音を減らす所がすごくカッコいい。
ちなみに、日食なつこって名前に特に意味はないらしい…
[AL/逆光で見えない 収録]