自己満的音楽生活ノススメ

「今日の一曲」と題しまして、自分の好きな曲を勝手にレビューします。あまり批評はせず、好きなトコだけ語ります。

Swingin'/LOVE PSYCHEDELICO


完全にヤラれたLOVE PSYCHEDELICOの新曲。

ずっと追ってたわけじゃないけど、すごい
曲と(たまたま有線で)出会えて感無量。。。

そして、こんなにも明るくポップな
LOVE PSYCHEDELICOがいたとは。

ハワイアンテイストなスライドギターから
入って、夏っぽい感じを見せる。

ボーカルKUMIの英語・日本語交じりの歌詞は
健在で、全て英語にさえ聴こえるのは
きっとKUMI特有のモノなんだろう。

オレが好きな2段階サビなんだけど、
そのすぐ前の部分が一番好きだ。

歌詞でいうと♪朝焼けに染みるわの部分。
音階に疎いけど、ここだけ音程低い。
楽しい事から、急に現実に戻されるような。

そこでのメリハリが、すごく曲全体の
ポップさを助長してくれている。
そして大好きな2段階のサビね。
その締め方が素晴らしい!!
1回目のサビで曲が終わっても文句ない。

そのくらいキレイな締め方だと思う。
ガッツポーズしたくなるわ。

改めて凄いバンドなんだなと実感。
この曲が収録されたアルバム楽しみだ。
要チェックや!!

[Sg/swingin' 収録]

RUN AWAYS/m-flo♡chelmico


まさかのm-flochelmicoがコラボした。

ライブなどで共演をして実現したらしい。
そもそもchelmico側が、先輩のm-flo
いつか一緒にやりたいって願望があったと
当人らが言っていた。

とは言え、個人的には意外な組み合わせ。
が、しかし!!楽曲聴いたら、そんなの
吹っ飛んだわ。

まずメンバーが挨拶代わり軽く登場して、
Rechel(chelmico)→LISA(m-flo)→サビ
→Mamico(chelmico)→VERVAL(m-flo)
の順で、ラップ繋ぎを披露していく。

まずRechelが披露する前後半分けたラップ
特に後半の高速ラップがカッコ良かった。

そして次はMamicoかと思いきや、LISA登場。
緩急付けながら、前のRechelとの違いを
見せる大人なラップで空気を変える。
と、思いきや!!急に高速ラップを披露する。
若い世代には負けないって挟持を感じて
鳥肌が立った。
この曲一番のハイライトだった。

そしてMamicoとVERVALも2段階で
高速ラップを披露していく。
個のエゴ出しまくりなのに、まとまりがある。

とてもリモートで作ったとは思えないわ。
とにかくLISAの懐の深さに脱帽した。

[配信限定/RUN AWAYS 収録]

Easy Breezy/chelmico


前にchelmicoレビューした時に言ったと
思うけど、とにかくchelmicoから感じる
RIP SLYME愛』なんだな。

これは彼女達も公言してるし、ファンの中で
周知の事実だろう。
その中でオレの大好きなRIP SLYMEの曲↓↓
SPEED KING/RIP SLYME - 自己満的音楽生活ノススメ
をフェイバリットに挙げてたのは嬉しかった。

とは言え、そこまでRIP SLYMEを思わせる
トラックはあまり無かった気がするけど、
今年リリースされた、この曲こそ正に
RIP SLYME感満載で出して来たんだ。
模倣とかじゃなく、それをchelmicoらしさ
で全開にしている。

やっぱそれはトラックのギター音だ。
「これDJ FUMIYA(RIP SLYME)か?」
って本気で思った。

この歪んだ音と、裏打ちのカッティング
ギターがそう思わせてくれるんだ。

それとラップパートはRachelの低音と高音の
使い分けがとにかく光る。
Mamicoもそれに引っ張られずに、ちゃんと
自分のテイストを出していく。
2人の相乗効果がエグいな。
アッパーなトラックだからこそ、2人の
間髪入れない間合いが活きる一曲。

[配信限定/Easy Breezy 収録]

come again/m-flo


今や女性シンガー「リサ」と言えば、
『紅蓮華』でおなじみのLiSAが筆頭
なんだろけど、オレの中ではまだm-flo
ボーカルLISAなんだな。(僅差で)

とは言え、m-floの楽曲をすごく知ってる
わけでもなく、一曲だけものすごく好きな
やつがあるくらいなんだけど。。
そう、m-floの代名詞的なこの曲よ。

最近『ダウンタウンなう』で見た現在の
LISAの強烈キャラには卒倒したけど、
この曲での、声を張らない流れるような
歌い方が大好きなんだな。
それと自身のコーラスワークが秀逸!!

ベタな4つ打ちじゃなく、2ステップみたいな
ビートだから、踊れる曲というよりかは
しっかり楽曲を聴かす、ってトコに重きを
置いてる気がする。

そしてリリース当時、正直いらないかなと
思ってたラップパートを聴きなおした。

ここでラップとドラム音だけになるんだ。
この"ドラム音だけ"ってのが実はミソで
そこを粗くすることでLISAの歌唱パートが、
より神秘的に聴こえるんだ。結果、必要‼︎

MV見て、20年経っても色褪せない名曲だな。
(色褪せて見えるのは携帯電話くらい)

[Sg/come again 収録]

KILLER TUNE/ストレイテナー


あれ?これレビューしてなかったっけ??

ストレイテナーを知ったというか、以前から
バンド名くらいは知ってたけど、このMV見て
虜になったのが、2004年。
なんかギラついていたのかなぁ。

とにかく『グランジ』というロックジャンル
掘り下げてた中で出会ったから、かなり
ツボだったんだ。

とにかく展開や演奏はシンプルなんだけど、
グランジっぽい乾いて歪んだギターと、
爆音ドラムがカッコよさを演出してて
シンプルさを忘れさせてくれる。

このギターリフは本当にカッケーなと。

そして今知ったのが、歌詞での遊び。
英訳詞なんだけど、歌詞カード見ると
アルファベットAから順番になっている。
とくに文章に意味は持たせてない言葉遊びだ。

響きだけで個人的に好きな部分があって、
Bメロの♪Giant grizzlyの所。
この「グリズリー」って発音が好きなんだ。

そして2004年には出会ってなかった、
ライブ映像。

ギター放り出して歌うホリエアツシが、
本当にロックスターの佇まいだった。

最高にライブ映えする一曲だ。

[Sg/KILLER TUNE 収録]
MV

ライブ ver.

FANTASIA/STUTS feat.一十三十一


MPC使いのトラックメーカーSTUTSの
大好きなアルバムから。

客演ボーカルに、一十三十一(ヒトミトイ)
を迎えてるんだけど、とにかくこの歌手は
「ミュージシャンに愛されてるな」って思う。

この人がフューチャリングする曲に、
ハズレ無しって断言できるね。

まずSTUTSのブレイクビーツなんだけど
スネア音が素晴らしく良い。
それだけで、これから始まる曲に期待できる。

そして始まる一十三十一の歌。

音域って意味じゃなく、上を漂う感じを
見せてから、地上に戻ってくる。
伝わる表現かわからないけど、それこそが
このボーカルの手腕なんじゃないかなと思う。

それと、コーラスの使い方。

ハモりは少なく、同じ音程を重ねるユニゾン
多いんだけど、その要所に散りばめられた
歌の重ね方が秀逸なんだ。

しっかりとしたビートの上に、フワフワと
したリバーヴを用いたSTUTSのトラックと
歌の世界観がマッチしすぎてる。

「○○しすぎ」って表現が嫌いな自分でも、
そう言ってしまうほど。

そして、この曲の後に名曲『Eutopia』を
聴くと本当に最高の流れを堪能できるんだ↓↓
Eutopia/STUTS - 自己満的音楽生活ノススメ
フル試聴ないのが残念。

[AL/Eutopia 収録]

FANTASIA (feat. 一十三十一)

FANTASIA (feat. 一十三十一)

  • STUTS
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
ライブ ver. (3:13〜)

Cats & Dogs/KID FRESINO feat.カネコアヤノ


この両者は異色な組み合わせなのか?

音楽性だけで言えば異色な2組。
KID FRESINOとカネコアヤノ

曲名だけ見たら「猫と犬がテーマかな?」
と思ったけど、欧米ではCats&Dogsとは
『土砂降り』って意味で使われるらしい。
梅雨時期な今こそ、ピッタリな一曲。

もちろん、同世代とはいえKID FRESINOは
ラッパーで、カネコアヤノはシンガーソング
ライターなんだけど、この曲一番の魅力は
良い意味で両者が歩み寄ってないこと。

ラッパーが歌に重き置いたり、シンガーが
ラップっぽいことしたり、が皆無なんだ。

やっぱ、これらを繋ぎ止めるのはトラックだ。

KID FRESINOパートではまず、リズム無しの
即興スタイルみたいな感じから入る。

そこから日本語交じりの英語の発音が
なんかクールな感じ。

そしてアコースティックギター持った
カネコアヤノのパートでは、そこまで
ギターを前面は出さず、浮遊感を纏った
トラックが幻想的に映す。

歌ってる内容は、梅雨時期の日常の日常
みたいな等身大すぎる歌詞。

両者が交錯したりしないんだけど、終始
感じるのは互いのリスペクトなんだ。

だから、冒頭の「異色な組み合わせか?」
を、完全に否定できる素晴らしいコラボ曲。

[配信限定/Cats & Dogs 収録]