自己満的音楽生活ノススメ

「今日の一曲」と題しまして、自分の好きな曲を勝手にレビューします。あまり批評はせず、好きなトコだけ語ります。

CHANCE/蓮沼執太 feat.中村佳穂


2018年に知って、結構衝撃的だったのは
中村佳穂ってシンガーソングライターだ↓↓
きっとね!/中村佳穂 - 自己満的音楽生活ノススメ

そして昨日レビューした蓮沼執太と、先月
コラボした曲を配信リリースしたんだな。

今回紹介する曲で初めて蓮沼執太を知った。
いろんなCM曲なども手掛ける音楽家
マルチな音楽の才能は、星野源にも通ずる
ポテンシャルあるんじゃないかな。

そしてアルバム『AINOU』で音楽業界から
喝采を浴びている中村佳穂。

この二人がコラボするってだけで、令和の
音楽界は明るい。(売れれば)

トライアングル音があるだけで、ほぼ二人の
アカペラから始まる。
もう出だしでグッと掴まれるね。

なんか良い意味で単調な蓮沼執太の歌の裏で
抑揚付けて歌う中村佳穂のハモりが最高!
すごく良いバランスなんだな〜〜

そして間奏ではスティールパンをふんだんに
使って、夏っぽさも感じさせてくれる。

この二人名義でミニアルバムでいいから、
CDリリースしてほしいな。

そのためにも、この曲売れろ!!

[配信限定Sg/CHANCE 収録]

CHANCE feat. 中村佳穂

CHANCE feat. 中村佳穂

  • 蓮沼執太
  • J-Pop
  • ¥250

RAW TOWN/蓮沼執太


3年前にリリースされたCDが良かった。
先週知ったアーティストの蓮沼執太である。

予告すると、明日もこの人の曲をレビュー
する予定(feat.中村佳穂の新曲)

まず、この蓮沼執太ってアーティストは
正直ノーマークだった。
自分の音楽アンテナも、まだ精進足りぬわ。

とにかく極上のシティーポップだ!!
平成後期に、現れたね〜Neo渋谷系

なんか楽器も基本セルフでやってるみたいで、
ものすごい感覚を持ってると思う。

この曲こそ、渋谷系の系譜を引いてる。

とにかく爽やかな印象のシティーポップで
舞台は東京の街並みである。
(作詞はラッパーのイルリメ)

ピアノと歌がメインな感じの様相ながら、
全体的にトロンボーンが入っている。

このトロンボーンがミソだ。

これが例えばトランペットだったら、
曲全体がもっと明るくなる。

けどそこまで明るいポップスにしたくないから
あえてトロンボーンを使ってるように思える。

そして中盤から急に高音域のピアノと、
女性のハミングが入ってくる。
ロックじゃないけど、そこで「うぉーー」
ってなった自分…マジでヤラれた。
自分好みすぎて。

何回も言うが、嫌いな音楽を蔑む時間あったら、好きな音楽をもっと探した方がいい。

それで自分に合うアーティストを掘り起こす
ことが出来たら本当に嬉しいのだから。

[AL/メロディーズ 収録]

Rain/SIRUP


先行でリリースされたEP2枚をあえてスルー
して、待ちわびてたSIRUPのフルアルバム。
それが今月、満を持してリリースされた。

掛け値なく、本ッ当に最高な一枚だった。

大阪出身シンガーソングライターのKYOtaro
1人でのプロジェクトだ。
『SIRUP』という名前は、Sing & Rapという
音楽にまつわる言葉に由来するもの。

それだけあって、どの曲もルーツは全て
ブラックミュージックに由来している。

ただ、どの曲もそのアプローチは違う。

今回紹介する一曲は、J-POPのような
メロディーと、海外のR&Bの要素を
上手く取り込んだと思える。

キャッチーであり、ダークさも備え持つ。
そしてノリも重視している。

ボーカルが途切れることなく繋がってる
ことで、間髪入れないノリを表現してる。
このボーカルの空白を極力排除したのは、
きっと意図してのことだろね。

そして全体的にオシャレなんだ。
アーバンライクで、夜の都会を彷彿させる。

最後のサビ前にある声を張り上げて歌う
バースの部分がとにかくツボだ。

ドライブにオススメな一枚だね。

[AL/FEEL GOOD 収録]

Clean & Dirty/HARVARD


先週、【好きな女性デュオ曲week】を
やってみて、男性のデュオってあんま好きな
ユニット無いなと認識したわけだけど、
全く無いわけじゃなく、しっかり好きな
のはあったわ。それがHARVARDだ。

日本以上に韓国で、ものすごい人気がある。
下記リンクのコメント欄見るとハングル語
ばかりなのが、それを証明している。

・小谷洋輔(Vo.Gu)
・植田康文(Gu.Vo)

の2人組で以前レビューした、自分が
最高に思えるX'masソングも彼らの曲だ↓↓
a chance meeting/HARVARD - 自己満的音楽生活ノススメ

当時所属していたescalator recordのコンピで
知った、ものすごく爽やかで洒落た一曲。

歌い出しのAメロを2回連なってくるんだけど
その2回目の音程を上げて、より明るい
印象を受けさせる。
そこのコーラスも高い音程で、ボーカルと
重なりがとにかくキレイなんだな。
そこが一番この曲の好きな部分。

それとイントロで出した口笛みたいな音を
サビでも登場させている。
もう、爽やかでしかないね。

曲名の『Clean』は理解できるんだけど、
『Dirty』はどこにあるんだろう?
曲調に反して歌詞はエグいのかな。。
英語だからわからないけど…

[AL/LESSON 収録]

Prayer X/King Gnu


実は、かなり衝撃を受けたKing Gnuの一曲。

2018年にシングルリリースされたのは
知ってたけど、今年に出た1st ALまで我慢
したかったから、あえて聴かなかった。

改めて、これはスゴい曲。

BANANA FISH』というアニメの
タイアップで、それを元に作られたらしい。

作詞/作曲はギターの常田大希ながら、
メインボーカルにはキーボード井口理の
高音ボイスとストリングスそしてアコギを
使って、かなり叙情的なんだな。

ただのバラード、みたいな括りには出来ない。

Aメロから綺麗なピアノが入ったり、
よく聴くと細かい音を入れて奥行きをだしてるのがわかる。

それと全体的にボーカルをオーバーダビング
して重ねてることで、特異な浮遊感も演出している。このセンスとスキルが凄い。

MVもメッセージ性が強く、後で気付くの
だけど、信者(オーデェエンス)に耳がない。
きっと意図してのことだろう。

自分はBANANA FISHというアニメを
見てないが、それを知ってる人達からしたら
感慨深いMVなんだろうと思う。

とにかく今のロックシーンを新たにリード
していくのはKing Gnuで間違いない。

[Sg/Prayer X 収録]

NO NAME/Oi-SKALL MATES


スカってジャンルは亜流とされるスカコアから
入って、そこからオイスカルメイツに出会い
今も大好きなバンドとなった。
だって、スゲーカッコいいんだもん。

最近だとPiZZA OF DEATH主催パンクフェス
【SATANIC CARNIVAL'19】にも出演し、
スカグルーヴで会場を盛り上げたバンド。

自分は特に、このアルバムが大好きだ。

明るい曲・爽やかな曲などもあるけど、
やっぱ今回紹介する暗くカッコ良いこの曲を
レビューしたい。

アヤしい感じで始まり、ボゲボケ言ってから
ホーン隊が入ってくる。

まずキーボードをイントロでしか使わない
潔さが、このバンドのカッコいいトコ。

そして早口でまくし立てるワタルブースター
のボーカルね。英訳詞ながら、単語が
追えないくらいに。

この曲の一番好きなトコは、イントロの
最後に出てくるテナー・サックスだね。

これが曲の要所に登場するんだけれど、
絶対にボーカルと重ならないんだ。

いわゆる"歌モノSKA"なんだけど、演奏で
しっかりSKAバンドとしての矜持を持ってる。

一度ライブ行ったことあるけど、スゲー
楽しかったなぁ。

[AL/12 MATES SKALL NIGHTER woo..収録]

ラストダンス/UNLIMITS


メロコアというジャンルに、80年代歌謡曲
エッセンスをモロにブッ込んだバンドである
UNLIMITSの大好きな一曲。

5th AL一曲目『ボーダーライン』から、
この曲への流れが、とにかくツボなんだ。

初めて聴いた時は鳥肌立ったのを覚えてる。

まずドラムパターンからいくと、すごく
リズムが過去のUNLIMITSにない感じで
踊れるドラムの叩き方なのだ。

最初の歌唱部分で、ドラム以外の楽器を
薄くして、バスドラとギターのみにする
部分がなんか良いアレンジだと思えた。

曲名に『ダンス』という単語入れてるのも
頷ける曲展開と言える。

そして作詞/作曲をしたボーカル清水葉子の
世界観が満載の歌詞とメロディーね!

まずメロディーは歌謡曲さながらの、
抑揚を強く付けた感じで、これぞUNLIMITSって思える。

後半の♪奈落の底へ堕ちてゆく〜〜
ってトコからのギターアレンジが好き。

歌詞もネガティブ感が満載。
♪未来は黒い絶望に染まっていく
この救いのない一文で締める歌w

曲名に『ラスト』という単語入れてるのも
頷ける曲展開と言える。

[AL/U 収録]