自己満的音楽生活ノススメ

「今日の一曲」と題しまして、自分の好きな曲を勝手にレビューします。あまり批評はせず、好きなトコだけ語ります。

『あまちゃん』OPテーマ曲/大友良英


後にも先にも、あんなにNHK朝の連続テレビ
小説にハマったことはない。

それが一世を風靡した『あまちゃん』だ。

能年玲奈演じる《天野アキ》が、馴染めない東京から岩手に移り住んで、海女見習いとなり、天真爛漫な自分を取り戻し、地元アイドルとなって東京に凱旋するという話。

終始和やかなムードなドラマで、作中の
音楽や劇中歌を担当してたのが、大友良英という音楽プロデューサーだった。
(福島出身‼︎)

その『あまちゃん』で一番印象に残ってる曲
といえばオープニングテーマ曲だろう。

今から始まるっていうワクワク感を演出
してくれる明るい曲で、とても耳に入って来やすい。

裏打ちの軽快なSKAのリズムで、高揚感を
出しつつ、途中から壮大な雰囲気になり、またサビの楽しいリズムに戻る。

ドラマ終了後も、この曲は「大友良英
ビッグバンド」名義で、今も演奏され続けていて、FUJIROCKでは大勢のロックリスナーを踊らせた。

運動会や甲子園の応援歌など、いろんな
スポーツシーンで耳にすることが多いのも、やはり特有の盛り上げ曲だからこそだろう。

これからもしっかり残っていく名曲。

[AL/あまちゃんオリジナルサウンドトラック 収録]

Joker/X JAPAN


本日5月2日はX JAPANギタリストhideの20回目となる命日。

X JAPANの凄い所は、亡くなったhideを元メンバーと位置付けてない点だ。

死してなお、現メンバーなのだ。

前にライブ時、hideが演奏してる所を
3D映像で投影してたこともあったな。

今日はhideの曲をレビューする。
けど、ソロ名義じゃなくてX JAPANでのhide作詞/作曲のやつ。

実はX JAPANで、初めて知った曲だ。

中学一年の時、他学区の小学校から来た
イカラなイケメンと仲良くなり、そのイケメンがカラオケで歌っていたのが、この『Joker』だった。
(当時はカラオケ機器に100円玉入れて、
一曲歌えるやつだったw)

日本語と英語交じりの曲に、
「女神をベッドに連れ込め‼︎」みたいな
歌詞が、当時の自分には刺激的だった。

改めて聴いてみると、このスピード感は
hide特有のモノなんだなと気付く。

YouTubeで調べていたら、93年のライブ映像あったから、下記にリンクしておくけど、ヴィンテージっぽいレスポールで演奏していて驚いた。

[AL/Jealousy 収録]

Homeward Journey/Uyama Hiroto


稀代のトラックメーカーNujabesが、
2010年に急逝し、その葬儀の出棺時に盟友だったUyama Hirotoがアルトサックスでこの曲を演奏し、送り出したという一曲。

自分にとって、これ以上ない追悼曲。

とは言ってもNujabes追悼曲として作られた曲ではなく、生前から存在してた曲で特にNujabesのお気に入りな一曲だったという。

自分も行った追悼イベント『Eternal Soul』で初めてこの曲を聴いた時は、鳥肌立ちっぱなしだった。

こんなにも綺麗で憂いのある曲を知らない。

海の波風と、日没が想像できるゆったりとした曲調から、最後はしっかりとした力強い信念が見える演奏で締める。

インスト曲だから、その聴く人それぞれの
感性で曲の雰囲気が違ってくるような感じがする。

ライブより(下記リンク参照)、音源ではピアノの旋律とサックスが相まって、より完成度が高くなっている。

ライブ会場で、これのLPレコード売ってたけど、荷物になるから通販で買おうと思ったのが失敗。

もう手に入れられないくらい高騰してる。

でも、CD化されて一安心したな。

[V.A/modal soul classics Ⅱ 収録]

Nujabes Eternal Soul LIVE ver.

On The Road/Emi Meyer


アメリカを拠点に活動するシンガーソングライターのエミ・メイヤーが好きだ。

アメリカ人と父親と日本人の母親のハーフ。

同じくアメリカを拠点としてるラッパー
Shing02からのキッカケで知ったアーティスト。

とにかく、ありきたりな"オーガニック"
という言葉がピッタリなんだな〜〜

本人のピアノを中心とした、Jazzテイストの歌モノが多く、しっとりとした楽曲が多い印象だった。

そこから、このTOYOTA PRIUSのCM曲を聴いたから、ビックリした。

アルバムタイトルの『LoL』は、
《声を出して笑おう》って意味のスラング

「こんなにもハッピーな曲もやるのか!」

最初CMを聴いて、一発でエミ・メイヤーの新曲(当時)だとわかった。

やはりこの人の英語の発音が好きだ。

演奏面は、ピアノではなく前面にギターを持ってきたソフトロックな仕上がりになっている。

MVでは、ギターにもちゃんとシートベルトしてるあたりが可愛らしい。

サビをあえてはハミングだけにすることによって、より曲の多幸感を表現している。

もっと認知されてほしいアーティスト。

そしていつか、生歌を聴いてみたい。

[mini AL/LoL 収録]

Baby Don't Cry/hiro


SPEEDの今井絵理子国会議員になろうが、
W不倫しようが、自分にとってはどうでもいいこと。

だって元々、hiro派だったから笑ww
(ビジュアルでは上原多香子派)

そんなhiroも、SPEED解散後にソロ活動
始めたけど、やはりイマイチ伸び悩んでるなという印象だった。

そんな折、2003年の阿部寛主演のドラマ
『最後の弁護人』のエンディングがふと
耳に入り、一発でhiroの歌だとわかった。

それが今回紹介する一曲。

音階とかあまり詳しくない自分だけど、
この曲のイントロからのコード感がたまらなくツボだった。

多分、イントロとサビは同じコード進行じゃないかな。

なんか上手く表現できないかもしれないけど、コード進行の中で良い意味で裏切られる音があるんだな。

そこに鳥肌が立った。

そのプロデュースはCOLDFEETという、ブレイクビーツやハウスに精通してるアーティスト。

大好きなMONDO GROSSOやFree TEMPOとも共演している。

だからか、トラックはハウス系で雰囲気がすごく優しいんだな。

そこに無限に上がるhiroの高音が相まって、
楽曲の幅を広げている。

これが収録されているhiroのアルバムも
聴いたが、この曲だけ自分には突き刺さった。

街でバッタリhiroに遭遇したら、
「Baby Don't Cry名曲っスね‼︎」
って伝えたいもんだ。この辺いないけど。

[Sg/Baby Don't Cry 収録]

Don't Come Back/Heize


26才の韓国フィメールラッパーHeize.

自分が今、最もフルアルバムを期待してる
アーティストである。

2016年にHeizeを知り、2年経つけど
ミニアルバム4枚出しただけで、フルアルバムはまだ発表してない。

ラッパーという肩書きながら、自身で作詞/
作曲も手がけていて、とにかくメロウな曲に
定評のあるアーティスト。

それを体現したかのような今回の一曲。

直訳すると「戻って来ないで」という曲名
だけど、どこか切なさを感じる。

基本韓国語だから、どんな歌詞なのかわからないけど、本当は戻って来てほしいのかなと推察してしまうほどにメロディーが綺麗なんだな。

珠玉のメロディーで聴かせて、そこから
ラップに自然とシフトするやり方は、Heizeならではのテクニックと言える。

そこに彼女のセンスを感じるな。

そこから、Yong Jun Hyungという男性ボーカルが入って、曲に厚みを加える。

それもまた自然なんだな。

帰って来たい男の心情を歌ってるのかな?

とにかく無駄のない、素晴らしいバラード

まだ韓国でしか流通してないHeizeだけど、日本デビューする時は無理に日本語でやらないでほしい。

良さを存分に発揮できる言語で、ワールドワイドに活躍してほしい。

[miniAL/and July 収録]

How to be a Girl/安室奈美恵


小室哲哉安室奈美恵が全盛期だった、
1997年の曲。

アムラー》ファッションが席巻し、
CDがバンバン売れる時代。

安室奈美恵最大のヒット曲である、
『CAN YOU CELEBRATE?』の次に
リリースされたシングル曲である。

なんか当時の良い時代背景というか、
勢いを感じる歌で好きなんだな。

CAN YOU〜では、結婚という幸せの節目を
歌っているのに対し、今回紹介する曲では
恋愛というか男に依存する女性が主人公になっている。

どちらも女性らしく、これを小室哲哉
globeのマークが作詞したのかと思うと、どんだけ恋愛を経験してきたんだろうと思う。

その歌詞に付随するように、曲もどこか
前曲から比べてアングラ感を出してる。

パッと聴いたら明るい曲なんだけどね。

冒頭からの芯となる強いメロディーを
何度も繰り返す手法は、割と好きなんだな〜〜

やっぱこの時代の安室奈美恵の曲は、懐かしさと時代を引っ張る先駆者的役割が垣間見れて、つい90年代後半の頃にトリップできてしまう。

一応100万枚ミリオンセラー達成してる
けど、隠れた名曲と言えるかもね。

[Sg/How to be a Girl 収録]