確実に覚えているのは、このCD買った時
今の時代では絶対にリバイバルしなそうな
『CD自動販売機』で購入したことだ。
金入れてボタン押すと「ゴロン‼︎」みたいな。
まぁCD売れる時代だったからなぁ〜〜
イントロから暗い感じじゃない"深海"を
イメージさせる雰囲気から、しっかりと
歌う桜井和寿。
もうすでにミスチルワールドなんだ。
低音から中音域くらいまでのピアノの音も
"深海"を表してるんじゃないかな。
そのピアノが、この曲の肝になっている。
そこから所謂『プログレ』という革新的な
ロックの表現で、ストリングスや鍵盤を
多用し幅を広く持たせている。
それとコンセプトアルバムらしく、2曲目から
何度か出てくる「シーラカンス」という
名詞を掲げて、この曲でもシーラカンスに
問いかけるように歌っている。
後半からプログレよろしくなピアノとバンド
のアンサンブルを展開してストリングスを
聴かせた後での♪連れていってくれないかの
大サビを見せる。
このアルバム全体を、さらなる高みへ
連れて行くようなアレンジと歌い方。
単曲で聴く場合と、アルバム通して聴いた時
全く表情が違うミスチルの名曲。
[AL/深海 収録]