【愛すべきカバー曲Week】第2弾は、
昨日レビューした、井上陽水がカバーした
椎名林檎の『カーネーション』
そのアンサー的な、相互バージョンだ。
つまり、椎名林檎が井上陽水をカバーした。
なんかこういう同郷の先輩後輩…素敵やん。
とは言え『ワインレッドの心』って安全地帯
の代名詞的な楽曲だけど、作詞は陽水なんだ。
(作曲は玉置浩二)
まず"ワインレッド"というカラーのイメージ
って、どこか情熱的な色って捉え方出来る
けど井上陽水は逆で、切ない雰囲気を
醸し出す色としている。
その表現が井上陽水のセンスなんだろう。
それを椎名林檎は、妖艶モードでカバーした。
そこに、井上陽水へのリスペクトを感じた。
うねるようなピアノと椎名林檎の歌。
特に歌の合間に挟む短い「Ah」という
フレーズで妖艶さを演出してる。
そして特筆すべきは、アコーディオンだ。
この音が、この楽曲の雰囲気にマッチしてる。
むしろ逆で、雰囲気をアコーディオンが
作っていると言っても過言ではないかな。
玉置浩二も素晴らしい。
井上陽水も素晴らしい。
椎名林檎も素晴らしい。
結局、ワインレッドの心が素晴らしい。
[V.A/井上陽水 トリビュート 収録]
井上陽水 ver.