椎名林檎がデビュー20周年を迎えて、
それを記念したトリビュートアルバムが
リリースされた。
自分が初めて椎名林檎を知ったのは高校の時。
本当に、とんでもない才能だなと思った。
そして、しっかり『椎名林檎像』を確立し、
スターダムへ駆け上がっていった。
そんなアーティストだからカバーするのは、
なかなか難しそうだけど、このCDに収録されている各アーティストが個々の色を出していて面白い内容だった。
最初は、宇多田ヒカル&小袋成彬が歌う
『丸の内サディステック』をレビューしようと思ったら、後からとんでもない一曲と出会えた。
それがAIが歌う『罪と罰』である。
やられた…マジでカッコいい。
原曲では22才が作ったとは思えない世界観と、ボーカル椎名林檎の佇まい。
そして当人が敬愛するベンジーことBlankey Jet City浅井健一がギター参加するなど、とてつもない雰囲気を持った曲だけど、これをAIは自分のモノにした。
斜め上を行くカバーだ。
どこかアメリカの良質な音楽を彷彿とさせる
雰囲気で、ゴスペルチックなコーラスがまたAIの低くも芯が通る歌を引き立てている。
こんなアレンジできるAIが素晴らしい‼︎
[V.A/アダムとイヴの林檎 収録]
原曲 -椎名林檎-
AI ver.