前回、King Gnuの『Flash!!!』をレビュー
した時は、まだアルバム発売前で先行曲と
して発表されていた動画を見てのことだった。
そして、満を持して1月16日に発売して
即買ったアルバムがものすごく良かった。
期待値高かったけど、それを軽く飛び越えて
来てくれたって感じかな。
良いアルバムの条件の一つにあると思うのは、
リード曲やシングル曲の次の曲の良し悪し
だと思っていて、今回紹介する一曲は
正に名曲『Flash!‼︎』の次に収録されているのだ。
これは4曲目なんだけど、もうこのアルバム
当たりだなと確信できた。
しかしこのバンドの音作りは雑なようで
実はすごく繊細だなぁと思う。
それを如実に表してるのがベースだ。
ねちっこくてグルーヴ感のある音が、
ファンクやソウルの要素をもたらしてる。
そしてギターのカッティングが、ロック
バンドとしての要素を受け持っている。
今回の曲はツインボーカルの一角の井口理
(Key&Vo)が出だしから担当していて、
どこか甘い声が印象的なんだけど、演奏は
歪んだベースが引っ張っていて相乗効果
ハンパない。
良い今で、主役不在な一曲。
きっと彼らとSuchmosがこれからの
バンドシーンを引っ張っていくんだろな。
[Sg/Sympa 収録]