自己満的音楽生活ノススメ

「今日の一曲」と題しまして、自分の好きな曲を勝手にレビューします。あまり批評はせず、好きなトコだけ語ります。

ALL STAR/Jerry→


昨日に引き続き、ゼリ→の一曲。

ベタというか、世間がイメージするパンク
バンドを体現したようなファッションで
デビューした彼らと、今回紹介する曲が同じバンドだとは思いにくいかも。

そのくらいマイナーチェンジしていて、
バンド名も英語表記になった。

これが10年後とかならまだわかるが、
デビューから2年くらいでこの変貌ぶり。

あのコテコテのパンクファッションは、
当時プロデューサーだった清春の好みだったのかなと邪推してしまう。

2nd以降、バンドはメジャーレーベルを
離れて独自路線を進み、パンクなナリを潜めてロックバンドになっていった。
こっちが、彼らの"素"なのかな。

この曲のライブでなんて、ボーカルが
黒縁メガネだもんね。

これは3rd ALの一曲目で、ボーカル
ヤフミの歌声がより堪能できる歌。

パンクさ抜けきって、落ち着いた様相でも、
曲の良さは変わってない。
ヤフミが作曲に関わるようになっていて、
より自分の世界観を表現できるようになったんだろうな。
この曲のAメロが特に好きだ!

試聴なかったけど、本当に名曲だと思う
『6/8』って2ndに入ってるバラードも
ヤフミが作詞作曲なんだな〜〜

[AL/KISS MY WAY 収録]

NO THANKS BLUE GHOST/ゼリ→


2000年くらいに『おもちゃのピストル』が
スマッシュヒットして知った、ゼリ→って
4人組バンド。

・ヤフミ/Vocal
・カズキ/Guitar
・ユータロー/Bass
・コーヘイ/Drums

*このコーヘイが2009年に女児わいせつ
事件を起こし、同年バンドは解散した。

SADS清春プロデュースでメジャーデビュー
した当時、曲はすごく好きだったんだけど、
世間がイメージするパンクバンドをそのまま
体現したようなモヒカンに、ビスいっぱいの革ジャン…そんなファッションに嫌悪感あったな〜〜
けど曲はカッコいいと思っていた。

この曲は、よりパンクなノリを追求したような
楽曲で、ライブ映像見ると観客はもう暴れ回っている。
そしてギターとベースがしっかりとした
スキルあるなと。
音はしっかりとしたパンクバンドだ。

ボーカルのヤフミは、割と低めの声で、
ロックよりパンク向きなのかと思える。
サビで膝を上げて歌う様は、当時マネしたくなったもんだ笑w

歌詞に意味を求めてないかもしれないけど、
♪暴れ回る だけどすぐに疲れるBLUE GHOST
ってトコなんか印象に残ったな。

[AL/RODEO★GANG 収録]

トリミング/イルリメ


"イルリメ"こと鴨田潤というMC&
トラックメイカーを紹介したい。

星野源YOUR SONG IS GOODでおなじみ
カクバリズムのレーベルに所属するラッパーである。

そのYOUR SONG IS GOODサイトウ ジュン
曰く、「フリースタイルの天才」

フリースタイルといえば、即興でライムを
作り、ビートに合わせてラップしていく手法だが、近年ブームだった対面する相手をディスるラップがフリースタイルという概念が蔓延っている。

しかし、イルリメのラップは誰も傷つけない。
そして、いろんなアーティストとコラボする。そのコラボのイメージが強いのと、正直ラッパーとして天才的な部分がわからなかった。

けど、何度も聞いてるとイルリメが紡ぐ
リリックがものすごく頭に残るんだな。

そして今回紹介する曲は、新境地というか、
これがイルリメの真骨頂なんだと思わせてくれる名曲。

ミニマル系の優しいトラックに、イルリメ
ラップが上手く乗っかっていく。

全体を引っ張るギター音にもセンス感じた。

『言葉遊び』というフリースタイルでは、
卓越したスキルのある人。

聴くたび味が出る、スルメ曲だね。

[AL/360°SOUNDS 収録]

人魚/NOKKO


レベッカ…と言っても自分にはタイムリーではなく、その代表曲である『フレンズ』を知ったのは、広末涼子主演の《リップスティック》という90年代後半でのドラマ主題歌でだった。

それでレベッカのボーカルであるNOKKOを知ったのだけれど、あまりそこからメディアで見ることはなかった。

そしてキッカケは忘れたが、2000年に入り、
今回紹介する曲をたまたま知って、すごくメロディーもさることながら、歌声に特徴あって好きだなぁと思った。

それがNOKKOだった。
正直、ベスト盤を聴いたがダントツでこの
『人魚』が自分好みだった。

1994年リリースのシングルで、プロデュースはあのTOWA TEIだった。
下記のリンクとシングルVer.ではアレンジが違う。
個人的にはTOWA TEIのアレンジの方の
カウベルと引き伸ばしたオルガン音が好みだから、そっちの方が好きかな。

まずメロディーだね。正に珠玉といえる。
筒美京平という作曲家の作品で、調べたら、
60年代から2000年代まで幅広いヒット曲を
手掛けていた。みんな知ってるような曲が
メッチャあった。

AメロからBメロ入れずにサビに入っていく
手法好きなんだなオレ。ツボだね。

レベッカのイメージからかけ離れた優しい
歌い方で、伸びやかなサビ終わりの
♪抱いて 抱いて 抱いて
この同じフレーズを3回繰り返す所が、
これを名曲に伸し上げた大事なトコだろう。

いろんな人がカバーしてるのも、納得だ。

[Sg/人魚 収録]

人魚

人魚

Darling/西野カナ


これは西野カナ最大のヒット曲(かな?)
初めて紅白で歌われた一曲。

『Best Friend』という歌と言ったら、
Kiroroってイメージを払拭した人。
20代女子なら、みんな『西野カナ』と答えるだろう。

自分の印象としては、avex系でないながら、
ソロの歌姫としての地位を確立したのは、
やはり等身大の歌詞の力なんだろう。
ほとんど自身で手掛けている。

壮大な恋愛観ではなく、日常を切り取ったような恋愛が女子ウケしたんじゃないかな?

今回紹介する曲を始めて聴いた時は、
アレンジがすごく良いなと思った。

マンドリンバンジョーを使って、カントリーな味わいをアクセントにしている。

それらが無くても十分成立する曲だけど、
それがあったから耳に残りやすくなってるんだと思う?

出だしから結構高音で入ってくるけど、
無理せず優しい高音域の声で、相手の男性に問いかけるように歌が始まる。

その歌詞の世界の組み立て方も面白い。

自分は男だけど、なんか女心をわかった気になってしまう。
きっと錯覚なんだろうけどね笑))

[Sg/Darling 収録]

のうぜんかつら(リプライズ)/安藤裕子


本当に綺麗な歌。
ものすごいエネルギーを持っている。

シンガーソングライター安藤裕子を代表する
名曲と言えよう。

この曲を知ったのは『月桂冠』のCMだ。

そのCMに歌ってる人のクレジット表記が
無く、この歌声は誰なんだろう?と興味をひかれた。

元々この「のうぜんかつら」って曲は、
管楽器の入ったバンド編成でのPOPな感じで作られたんだけど、歌と伴奏のみのデモVer.(リプライズ)を録っておいたら、そっちがCMに採用されて、安藤裕子が世に出るキッカケになったという経緯を持つ。

サビから始まる曲なんだけど、そこから
間髪入れないAメロへの流れが特に好きで、
シンプルなリプライズの方だと、より綺麗に聴こえるんだな。

「のうぜんかつら」ってのは花の名前らしくて、この曲は以前に安藤裕子が祖母にあてた歌をベースに作成したみたいだ。

歌が上手いのは言わずもがなだけど、それ
以上に歌声に魅力のあるアーティストだ。

こういうアーティストのファンは、流行りに左右されることなく、ずっと聴き続けていくんだと思う。

[AL/Merry Andrew 収録]

A PIECE OF STARDUST/Hawaiian6


日本は島国ということで『国境』がない。

だからなのか、あまり『人種差別』とか
身近じゃないから、なんか疎い。

自分自身が外人に「ジャップ」とか
「イエローモンキー」とか言われても、まだそんな事言ってんの?くらいにしか感じない(と思う)

けど、海外サッカーを好きになって未だに
肌の色などでの差別が顕著にあるという事を知る。

言われる側は、やはり根本から全否定されてるようで許せなくなるんだろな。

音楽から脱線したが、今回紹介するのは
Hawaiian6の人種問題をテーマにした一曲。

『目の茶色い人も青い人も、肌の色が黒い人や白い人も、同じ夕陽を見て美しいと思うんだ』

英語だけど、そんなサビの歌詞が大好きなんだな。

綺麗事かもしれないけど、素直に良いと思ったからいいじゃないの!

イントロのアルペジオで弾くギターで、
"STARDUST"を表現してるのかな。

英語で歌うバンドの日本語訳って正直気にしないけど、Hawaiian6はしっかり歌詞カードを読む。

美メロに合わせて、こんな内容の歌詞を歌うHawaiian6素敵やん!!

[mini AL/ACROSS THE ENDING 収録]