自己満的音楽生活ノススメ

「今日の一曲」と題しまして、自分の好きな曲を勝手にレビューします。あまり批評はせず、好きなトコだけ語ります。

犬と月/BONNIE PINK


ちょうど今から20年前にリリースされた
BONNIE PINKのシングル曲。

『Heaven's Kitchen』でハマって、期待していた頃に出会った一曲。

物語が立っている歌詞で、上を見上げてトボトボ怯えて歩く《犬》と、孤独を隠して黙ったまま見下ろしている《月》が登場してくる。
その二つが共鳴していくんだな。

そんな特異な世界観はリリース当時の自分に
到底理解すらできず、ただメロディーの良さが好きだった。

改めて今となって聴くと、やはり編曲者の
トーレ・ヨハンソンの仕事は凄いなと思う。

終始オルガンの音が印象的で、この曲の世界観を上手く表現している。

途中で急に入ってくる低いギター音すごく
アクセントになってる(これもオルガンか⁇)

サビの前に管楽器を入れて盛り上げておいて、
そこからのサビではマイナーコードを多用し
高低差をハッキリ強調して曲一番のハイライトに深みを持たせている。

良い曲なのは間違いないんだけど、なんか
それだけに留まらない不思議な曲なんだよな。

《月》というワードからか、秋に聴きたい
一曲でもあるね。

[Sg/犬と月 収録]