自己満的音楽生活ノススメ

「今日の一曲」と題しまして、自分の好きな曲を勝手にレビューします。あまり批評はせず、好きなトコだけ語ります。

Trees/Free TEMPO


もう10年くらい前になるか、後輩の車に乗っていた時のカーステレオから聴こえてきたCDに耳に止まった。
それは一定のリズムの上にメロディーとなるシンセやギターが乗っていて、基本インストなんだけど、たまに歌モノもあって、素直に好みだった。

「これ何のCD?」

「あっ、これフリーテンポっす」

初めてHOUSEってジャンルに触れた日だ。
そこから、ハウス・エレクトロなど打ち込みのダンスミュージックにハマった。

Free TEMPOはDJ半沢武史がやっているソロプロジェクトで、アパレルブランド〔theory〕のBGMや、多方面のアーティストと共演して活動していた。
現在は活動を休止している。

個人的にHOUSEってジャンルの名義はなかなか説明しにくいけど、前述通り4つ打ちのリズムに、メロディーが乗っているといった表現が一番わかりやすいかな。
フィジェットHOUSEなど、○○HOUSEと呼ばれるジャンルも多い。

と言いつつ、今回紹介する曲は一番HOUSEっぽくなく、半沢武史もあえて意識して作ったという、言わばバンドサウンドである。
最初にFree TEMPOを紹介するにはそぐわない曲かもしれない。
でも曲に漂うオーガニック感やメロディーセンスは、Free TEMPOらしいと言える。

これは歌モノでogurusu norihide(小栗栖憲英)という男性ボーカルが入っていて、最初からのアコースティックギターが何とも心地いい一曲。

特に思い入れがあって、仕事で完全にオチていた時に、この曲の間奏のシンセパートを聴いて、本当に救われたんだ。(動画2:02〜)
普段あまりリピートしないけど、この時ばかりはリピートしまくった。

とにかくこのアルバムは是非オススメしたい。

ジャケットも素晴らしいから、いつかレコード化してほしいと思う。

[AL/SOUNDS 収録]