７[SEVEN]/FANATIC◇CRISIS

2020年８月が終えようとしている。

STAY HOMEお盆、安倍総理の辞意表明などあったが、自分にとっての今月は
『FANATIC◇CRISIS探し』な一カ月
だった。さらに言うと『７[SEVEN]』
という一曲を追った夏だった。

この曲はシングル(8cm)でリリースされ
その後のオリジナルアルバム未収録で、
唯一聴けるのはベストアルバムのみ。
しかも、FANATIC◇CRISISのCDは全部
廃盤で、そのベストなんかネットの中古
価格6,000円以上で、とても買えない
代物なんだ。

地元で一番大きなTSUTAYAにも無く、
レンタルリクエストも不可。

一応、自作のMDにはあるし我慢するか
と思いきや、まさかの地元で二番目の
TSUTAYAでレンタル発見！！
速攻借りたね。

この曲は４月の新生活のスタートが
テーマで、その中で大切な人が地元を
離れた心情を歌にしているんだ。

その別れをポジティブな曲調で表現し、
前向きに捉えているのが良いんだな。

どうしてオリジナルアルバム未収録と
したのかが疑問だ。

試聴はないけど、YouTubeで素人が
歌ってる動画は沢山アリ

[AL/The Best of FANATIC◇CRISIS
Single Collection 01 収録]

Life is beautiful/Miss Monday feat.キヨサク,Salyu,SHOCK EYE

十年くらい前に買ったMiss Mondayの
シングルCDから。

まず、何ちゅうコラボなんだ。

・キヨサク(MONGOL800)
・Salyu
・SHOCK EYE(湘南乃風)

このメンツにSalyuが入ってるのが、
まず意外だし面白いんだ。

R&BシンガーMiss Mondayの人徳か？

そして、メランコリックで優しい曲は
Dragon Ashの降谷健志が提供。
ものすごく、この人の曲っぽいんだ。
特にアコースティックギターの音とか。

この編成ならではの面白さが、決まった
メロディーを繋ぐんじゃなくて、個々の
独立したバースを披露しながら、それを
一曲にまとめているんだ。

よって明確なサビが無い。

あるとしても、それはSalyu担当パート
で、Miss Mondayは一歩引いている。
あえて裏に回ってる感じがするね。
だからこそ、この稀有な編成が活きる。

降谷健志も、難題だったろうなと。

それぞれの存在感と意義が感じられる
良いコラボ企画だったと思う。

もっと認知されてほしい一曲。

[Sg/Life is beautiful 収録]

Greatful Days/Dragon Ash feat.ACO, Zeebra

個人的に、お茶の間まで"ラップ"が浸透
したのはEAST END+YURIのDA.YO.NE

DA・YO・NE

• EAST END + YURI
• ヒップホップ／ラップ
• ¥255
• 

• provided courtesy of iTunes

そして"HIP HOP"というものを広げた
一曲といえば、間違いなくこの曲だと
思っている。
そして、歴史的な一曲だとも。

それはやっぱDragon Ashうんぬんより
Zeebraの一発目のリリックだろう。

♪俺は東京生まれ HIP HOP育ち
悪そうな奴は 大体友達

今後の日本語ラップ界で、これを超える
リリックは現れないだろうなって思って
しまうほどの、強烈なパンチ力がある。

いかに言葉に重きを置くかってのが
HIP HOPなら、これ以上は無いよ。

それと、どこかHIP HOPってゴリゴリ
したトラックの印象あった中で、
かなり優し目な音を冒頭から持って来た
ってのも、浸透するキッカケかもな〜〜

まぁここからKjとZeebraが不仲になっていったり、最近じゃ不倫発覚したりだけど、そんなんは割愛で。

とにかく、金字塔的な一曲。

[Sg/Greatful Days 収録]

【番外編】祝‼︎バイエルン・ミュンヘン

今回は番外編でサッカーの話。
最後こじつけで、音楽の話も少し。

19/20シーズンの欧州サッカーが閉幕
した。もちろん毎年最後を飾る試合は、
『UEFA Champions League(CL)決勝』
カードは、ドイツ王者バイエルンvs
フランス王者パリ・サンジェルマン

サッカー観戦を熱く見るなら、まず
好きなチームを探すってのを勧めていて
そのライバルチームが嫌いになる。
必然的に、その試合は熱くなる。

自分にとってはイタリアの『インテル』
で、その弊害としてインテルの試合以外
あんまり熱くなれない身体になった。。

けど、CL決勝は違った。
バイエルン、パリ共に好きでも嫌いでも
ないけど、とにかく試合自体が最高に
面白かったんだ。

特にゾクっとシーンがあった。

バイエルンはCL準決勝まで左サイドに
ペリシッチという、我がインテルからの
ローン加入している選手を使って、
左サイドを無双していた。

けど決勝のスタメンは、コマンだった。
しかも、この選手は相手のパリの
アカデミーで育った選手。

采配は的中してコマンがゴールを決める
んだけど、そのゴール後に真っ先に
コマンに駆けつけたのは、サブにいた
ペリシッチ。誰よりも速かった！！

それが一番のハイライトだったな。

そして優勝セレモニー中に流れるのは
やっぱ、この曲なんだなぁ〜〜

We Are the Champions

• クイーン
• ロック
• ¥255
• 

• provided courtesy of iTunes

ICE KRAFT 4 LIFE/NIRGILIS

もっと活動期間に評価されたかった
ニルギリスが大好きなんだ。

キッカケとなったのは、前にレビュー
した『sakura』だ。
名曲『Amazing Grace』をマッシュ
アップした最高な一曲だった。

そもそも、他の曲の"要素"ではなく
丸々トラックに入れるマッシュアップ
という音楽手法はニルギリスで知った。

今回紹介する曲も、その手法なんだけど
面白いのは自分達の過去の楽曲である
『アイススケート・フォーライフ』と、
New Orderの『Krafty』という曲を
上手く融合させているんだ。

Krafty

• ニュー・オーダー
• ポップ
• ¥255
• 

• provided courtesy of iTunes

下記試聴ではわからないけど、特に
後半にかけて『Krafty』のメロを追った
感じも見せたり、たたみかけが良い。
ただ岩田アッチュの力強い高音域の
歌声は堪能できると思う。
(YouTube Premiumならフル尺試聴可)

曲名もしっかりマッシュアップさせてる
のも外せないね。

何回も思うが、もっとメジャーになって
ほしかったバンドだな。

[Sg/アップデート 収録]

ICE KRAFT 4 LIFE

• ニルギリス
• J-Pop
• ¥255
• 

• provided courtesy of iTunes

奇跡の地球/桑田佳祐&Mr.Children

読み方は『奇跡の地球(ほし)』

中学時代にオレの中で、ミスチル全盛期
あって、シングル・アルバムはリリース
の度に全部買っていた。

その折に、あまり他のアーティストと
コラボするイメージがなかったミスチル
が、まさかの桑田佳祐との共演。
それと取り持つというかプロデュース
するのが小林武史という布陣。
ちなみにサザンは当時、活動休止中。

そりゃ発売日に買うよね。
８cmシングルでね。(ケースは別売で)

AIDS患者のチャリティーとしての企画
だからこそ実現したのかなぁ。

オレ自身、この曲キッカケでエイズと
いう病気を知ったかも。

ファンクっぽいギターが印象的で、
歌い出しがミスチルの桜井和寿。

これを譲ったのなら、桑田佳祐の懐が
伺い知れるね。

そして桑田佳祐の歌パートになると、
それまでのミスチル感を払拭して、
桑田佳祐像をしっかり出してくる。

それだけの世界観を持つ歌手なんだな。

特に好きなのはBメロ部分。
なんかそこは両者の自由度を感じるね。

サビはあえて英語詞を基調としてて、
ワールドワイドなテーマを演出してる。

後世に語り継がれるコラボ曲の一つだ。

[Sg/奇跡の地球 収録]

不可幸力/Vaundy

2019年に、こんな良きアーティストが
いたとは勉強不足だった。

それが、最近知ったVaundyだ。
若干ハタチのクリエイターである。
トラックから映像作品まで一人で制作
している。
しかも、現役の美大生らしい。

それを知ったのはSpotify Premiumの
CMで、なんか洗練された楽曲だなぁ
って良い印象を最初受けた。

そもそも、莫大な音楽があるサブスクを
宣伝するテーマになる時点で凄い。

アーバンライクな雰囲気と、トレンドと
なってる男性ボーカルの歌い方が、
すごく今風で好感持てるんだな。

良い意味での『脱力感』これだね。

所々でラップっぽく、まくし立てるトコ
あったりするけど、やっぱその脱力感が
この曲のキーになってるな。

そして自身で制作するトラックの音ね。

特に終始鳴ってるギター音が、すごく
ダーティーな感じしてカッコいいんだ。
音作りのセンスね。

とにかく、この曲を含めて1st アルバム
すごく良かった。
シティポップみたいな曲もあったり。

世界に羽ばたいてほしいアーティスト。

[AL/strobo 収録]