自己満的音楽生活ノススメ

「今日の一曲」と題しまして、自分の好きな曲を勝手にレビューします。あまり批評はせず、好きなトコだけ語ります。

桜が咲く前に/きのこ帝国


3月卒業し、4月に地方から上京するって人に
向けたような一曲。

まず『○○帝国』ってバンド名は、やっぱ
ゆらゆら帝国』が真っ先に連想されるけど、
このバンドも、ゆらゆら帝国が由来で
きのこ帝国になったらしい4人組。

・佐藤 千亜紀(Vo.Gu)※全作詞/作曲
・あーちゃん(Gu)
・谷口滋昭(Ba)
・西村"コン"(Dr)

ちなみに、ベース谷口滋昭の脱退に伴い、
2019年からバンド活動休止中みたいだ。

歌とドラム、そして添えるだけのような
ギターで入るから、上京と地元を憂う
ノスタルジックさが伝わってくる。
♪飲めやしない お酒片手にってフレーズが
たまらないんだな〜〜

ただ、終始このシンプルな構成だけではなく、
ハッピーアイスクリーム100を超えたぜ〜
から、グッとバンドサウンド入ってきて
ギアを上げていく!!
…と思わせた矢先のサビ前Bメロで、また
音を抜くんだ。
そして、サビではガッ‼︎と行く。

そのBメロで音をまた抜く所にヤラれた。

なんか、この曲全体から感じたのは
上京への憧れよりも『地元愛』だな。

[Sg/桜が咲く前に 収録]

たいせつな ともだち/しまじろう


この曲を、ずっとレビューしたかった。
その念願が今日やっと叶う。
つか、この日しかないんだ。
明日が、我が子の卒園式だから。
(保育所だから満了式)

Benesseから、これでもか‼︎って届くDM達。
無料教材のセットだ。
その中にあったDVDにあった一曲。

卒園をテーマにした歌で、油断して鑑賞
してたら泣いた。
SNSで「泣いた」って言う人の9割は
本当は泣いてないと豪語する俺が、泣いた。

朝は毎日、お迎えは7割通った保育所
親が参加する行事も極力行った。

その全てが走馬灯のように蘇る歌詞。

すごくシンプルな曲だからこそ、いろんな
行事を振り返る歌詞が涙腺を刺激するんだ。

これ合唱されたらヤバい。
けど聴きたい。明日やってくんないかな。

最後は、一年生になる喜びを表現してるけど、
まだ、保育園児でいてくれ!!
(あと2年くらい)

そんな事を本気で思ってしまう。

実は、この曲で一度泣いてからフル尺で
聴くのがコワくなった。

良い意味で、見てられないんだ。

「けど小中学校と違って、保育所は満了式の
次の週も普通に登所するんだよな」
とか現実的な事を思って泣くのを我慢する。

改めて、音楽ってスゲーいいな。

ありがとう!おともだち&先生方!!

[DVD/しまじろうの わぉ! 収録]

Dancetek/THE JETZEJOHNSON


ダンスミュージックやエレクトロ、そして
ロックなどを中心とした雑誌『LOUD』

コンビニにも置いてないから書店にしか
並んでないけど、その雑誌が15周年となった
タイミングで記念碑的コンピCDリリースして
それが、すごく全体的に良かったんだ。

その中で一際ツボだったバンドが今回紹介する
ジェッジジョンソンだ。

ロックバンドにシーケンサーDTMなど
パソコンでのリズム打ち入れる手法は
よくあるけど、その中でもこのバンドの
センスはかなりのモノだと思った。

とにかく踊らせるダンスナンバーなんだ。

そこにカッコよさが介在してるのは、
やっぱギターのアプローチの良さだろう。

下記リンクにはLIVE ver.載せるけど、
女性ドラマーだったんだ。カッケーな!!

ボーカルはエフェクト効きまくりで機械音
強めで感情なく歌ってるけど、途中ギア入る
部分にゾクっとした。

CDでは間奏シンセ強めだけど、ライブでは
ギターが前面に来てるね。
どっちも好きだな。
とにかく音作りに拘ってるのがわかる。

いつかこのバンド掘り下げたいと思ってる。

[V.A/ELECTRO EXPRESS 収録]

春を愛する人/GLAY


やっぱ3月11日って、イチ福島県民としては
思うところがある一日になる。

だからって別に、素敵な温かいことを言う
こともないから、普通に春っぽい曲を。
だって気候だけはもう春だし。
そう思って、ふと浮かんだ歌。

まず、この3月11日にGLAYが『REVIEW Ⅱ』を
リリースした。
『REVIEW』といえば1997年(23年前)に
リリースされたベストアルバムで、当時
メッチャ売れたし、周りの人も買っていた。

そして2020年に『REVIEW Ⅱ』として、
各メンバー4人がチョイスしたベストの
4枚組としてリリースされた。

その中でTAKUROチョイス盤に収録されて
いるのが今回の曲。

サビ始まりの曲なんだけど、そのメロディーが
すごく爽やかで良いんだな。

そしてバンド感出してから、そのサビを
もう一回繰り返す。
結構Aメロに行きがちだけど、あえて
繰り返す手法は新鮮かもね。

途中「♪I Want You」を3回連呼する
所を友達がカラオケで歌ってて、なんか
恥ずかしくなった思い出。

そして、この曲はGLAYの代表曲『口唇』の
カップリングだったんだと知る。
ソリッドなロックの後だと、よりこの曲が
活きる流れかもね。

[AL/REVIEW Ⅱ 収録]

Knife Edge Caress 偶然のナイフ・エッジ・カレス/Flipper's Guitar


自分が音楽聴く時、一番重きを置くのは
やっぱメロディーだ。
良い曲だなぁと感じるのはやっぱ曲な訳で…

けど大好きなフリッパーズ・ギターに関しては
歌詞カード見ながら聴くのを勧めたい。

1stは全英語詞で、今回の2ndは全日本語詞。
これが90年初頭の作品だから驚き。

英語詞でも日本語訳を載せてたけど、
日本語だとよりストレートに屈折した魅力を
堪能することができる。

パッと聴くと爽やかなギターと抜けるような
ステア音が印象的。
爽快なナンバーかなと思わせておいての
歌詞はとにかく辛辣なんだ。

これがサビの歌詞とはね↓↓

間抜けな言葉で 僕を取り囲む
得意げな薄ら笑いに腹が立つのさ
思い切り胃を蹴り上げたら
君はどんな顔をするのかと思う

そして展開面で好きなのは2回目サビ終わり
からCメロに移行する時の自然さ。

間髪入れず、と言うより流れを汲んで
新しいメロディーを引き出す。

ここが一番のポイントだし、好きな部分。

小山田圭吾小沢健二の2人体制になって
作詞/作曲は基本共作。クレジットは
double knockout corporation

双方のイニシャルK・Oをもじった名前。
このセンスの非凡さを共有したい。

[AL/CAMERA TALK カメラトーク 収録]

星のない空の下で/WANDS


『人生で一番始めに買ったアルバム』
これ訊くと、大体そのひとの年代がわかる。
「えっ‼︎嵐なの〜最近じゃん」みたいな。

自分にとってそれはWANDSの『時の扉』
…めっちゃ聴きまくった。
オレにとっては3千円以上の価値はあった。

その中で、好きでも嫌いでもなかった一曲。
それを今回レビューしたい。

"好きでも嫌いでもない"ってのは買った当時の
印象であって、今になって聴くと凄く好きな
歌なんだな。

わかりやすいサビから始まるんだけど、
そのサビよりもAメロを聴かせよう!って
意思を感じてしまうんだ。

買った当時はきっとサビで判断してたん
だろうなぁ。

作詞は上杉サンで、作曲は柴崎サン

曲構成は至ってシンプルながら、やっぱ
このA・Bメロは秀逸だなと思う。
いわゆる『美メロ』とも何か違うけど、
サビよりも力強さを感じるんだ。

そしてライブでの上杉昇のバンダナに、
ネルシャツって出で立ちは真似したかった。
親にネルシャツ買ってとせがんだ思い出。

今見ても、やっぱカッコいい。
そしてネルシャツを際立たせてるのは、
実はストーンウォッシュジーンズなんだと
大人になって気付く。

[AL/時の扉 収録]

Good Luck/篠原涼子


歌手・篠原涼子として真っ先に浮かぶのは
『愛しさと せつなさと 心強さと』だろう。
バラエティタレントを脱却したキッカケに
なった小室哲哉プロデュース曲。
そのカップリングがA面以上に好きだった。
それが今回紹介する一曲。

リリースされた当時は小室哲哉TKサウンド
チャートを席巻していた時代。

近くしてブームとなっていたのが対戦ゲーム
ストリートファイターⅡ』スト2ね。

ゲームだけに留まらず、アニメ映画化して
そのエンディングが、今回の曲だった。
(後に実写映画化もしてスベった)

讃美歌のようなコーラスから始まり、
「♪Good luck〜」と歌が入ったとこで
バラードなんだなと思わせるんだけど、
この♪Good luck〜からの部分が実はサビ
だったんだと後から知ることになる。

捉え方次第では、この曲サビ無いのかも。

なんか、そんな掴み所見当たらない所も
この曲の好きな部分なのかもしれない。

ただ、サウンドからメロディーは正に
小室哲哉っぽいテイストなんだな。

篠原涼子の曲で、ダントツで好きな一曲。

[Sg/愛しさと せつなさと 心強さと 収録]
https://sp.nicovideo.jp/watch/sm6395149