自己満的音楽生活ノススメ

「今日の一曲」と題しまして、自分の好きな曲を勝手にレビューします。あまり批評はせず、好きなトコだけ語ります。

Smile/Elvis Costello


"エルヴィス"といえばプレスリーかもだけど、
今回のエルヴィスは、コステロね。
イギリスはリヴァプール出身の、シンガー
ソングライターだ。
(ちなみに、プレスリーアメリカ人)

この人は、とにかく親日家の印象が強い。

単独公演やFUJI ROCKでも数回来日してる。
調べたらカップヌードル創設者の安藤百福
崇拝しているみたいだ。

コステロの曲いろいろ知っているわけじゃない
けど、特に好きなのが『Smile』って歌。

なんか、いくつかのアレンジあるみたいだけど
今回レビューするver.が一番好き。

それは良質な映画の主題歌のような趣きが
あって、すごく洗練されているんだ。

舞い落ちてくるようにしてから始まる
バイオリンで、楽曲に吸い込まれる。

そこから割と前面に出てくるコステロ
歌には、優しさと力強さがある。

そしてサックスを押し出したジャズテイストに
曲全体を持っていくんだけど、そのアレンジが
すこぶるメロディーと合う。

良いメロディーを活かそうとするなら、
演奏はよりシンプルに、って単純な考えを
あざ笑うかのような濃厚アレンジなんだ。
結果、美メロが活きている。

いろんな人がカバーしたくなる一曲だ。

[AL/curel smile 収録]

深海/Mr.Children


人生一番最初に触れた【コンセプトアルバム】
…多分だけど★

確実に覚えているのは、このCD買った時
今の時代では絶対にリバイバルしなそうな
『CD自動販売機』で購入したことだ。

金入れてボタン押すと「ゴロン‼︎」みたいな。
まぁCD売れる時代だったからなぁ〜〜

イントロから暗い感じじゃない"深海"を
イメージさせる雰囲気から、しっかりと
歌う桜井和寿
もうすでにミスチルワールドなんだ。

低音から中音域くらいまでのピアノの音も
"深海"を表してるんじゃないかな。

そのピアノが、この曲の肝になっている。

そこから所謂『プログレ』という革新的な
ロックの表現で、ストリングスや鍵盤を
多用し幅を広く持たせている。

それとコンセプトアルバムらしく、2曲目から
何度か出てくる「シーラカンス」という
名詞を掲げて、この曲でもシーラカンス
問いかけるように歌っている。

後半からプログレよろしくなピアノとバンド
のアンサンブルを展開してストリングスを
聴かせた後での♪連れていってくれないか
大サビを見せる。

このアルバム全体を、さらなる高みへ
連れて行くようなアレンジと歌い方。

単曲で聴く場合と、アルバム通して聴いた時
全く表情が違うミスチルの名曲。

[AL/深海 収録]

深海

深海

〈再〉Theme of Love(FFⅣ)/Uyama Hiroto


なんか昨日からの流れから、やっぱ
FINAL FANTASYの楽曲は良いなぁと
再認識させられたから、一番好きなアレンジ
曲を再レビューしようと思う。

ゲームBGMとしてではなく、イチ音楽として
世界に誇れるアレンジだと思うから。

FINAL FANTASY Ⅳ内の切ないシーンで
流れるBGMで、元々好きだった"愛のテーマ"

愛のテーマ

愛のテーマ

  • 植松 伸夫
  • テレビゲーム
  • ¥153
アレンジしたのはNujabesの盟友である
アルトサックス奏者の宇山寛人。
この人は1人で、この曲の全てを完成させてる。

まず自由な感じでピアノのみを弾く。
その綺麗な旋律の裏で、レコードに針を
落とした時のようなノイズ音を入れるあたり
一筋縄じゃないなと思わせる。

そしてオーボエで主旋律を奏でるんだけど、
"愛"の悦びを表現している。

間髪入れずストリングスが急にメインにきて、
"愛"の哀しみを表現する。

その二面性を上手く音で表してるのが凄い。

そして哀しみを担うストリングスで、中盤
少し、救いを受けるようなアレンジを加える。

そしてまた哀しみを表現するパートになるん
だけど、そこで一瞬伸びやかなアルトサックスを入れる。鳥肌立つわ。
この人は天才か⁈

やっぱオレが知りうるFFの楽曲で、一番
この曲が好きだな。

[V.A/Chill SQ 収録]

Cloud's Theme(FFⅦ)/植松伸夫


先週末、NHK BSプレミアムでやっていた
FINAL FANTASY 大投票』という番組。

作品やキャラなどの項目での投票結果を
発表していくって内容だった。

プレイしたのはⅠ〜Ⅹまでだけど、FF好き
だから、気になって見ていた。

ネタバレするけど、キャラNo.1だったのが
Ⅶ主人公クラウドだった。
その発表時に流れていた曲が良かった。

もちろん聴いた事あった曲で、それは確か
フィールドでのBGMだった。

F.F.Ⅶメインテーマ

F.F.Ⅶメインテーマ

  • 植松 伸夫
  • テレビゲーム
  • ¥153
それが主人公クラウドのテーマだったとは
知らなかったし、Ⅶ全体としてのテーマ曲
としても捉えられてたとも知らなかった。

それをフルオーケストラアレンジしていて
すごく厳かで良かったんだ。

改めてフル尺で聴いてみる。

まず幻想的なファンタジー感出して来たかと
思いきや、なんか物々しい雰囲気…

そこから移行するFFⅦの基本フレーズは、
ストリングスで披露され安堵させられる。
このメロディーが、とにかく好きで癒し。

そこから中盤の一番アガる所では、
同じフレーズを管楽器でダイナミックに
演奏する。

そして主人公の苦悩を表現したような展開から
フルートで同じフレーズを締める。

うわぁ、、植松伸夫スゲェ…ってなる。

世界中で愛されるゲームと音楽だ。
"BGM"なんて、とっくに凌駕してて言えない。

(…けど自分が一番好きなのはFFⅨ)

ⓜmodal soul特集あとがき

今回の【modal soul特集Week】やってる
間に、Nujabesの10回目の命日があった。
もうそんなに経つんだなぁ。(2月26日)

改めて思ったのは、この【modal soul】って
アルバムは、きっと一生聴き続けるってこと。
Nujabesの全てが詰まってると思う。

本当にこの作品から、いろんな音楽を好きに
なったしNujabesが生前よく言ってた
「音楽は生まれる物じゃなく、生み出す物」
この言葉で、音楽への偏見は無くなった。

自分は日本の音楽が最高だとも、海外の音楽が
最高だとかも思わない。

けどYouTubeにあるNujabesの楽曲の
コメント欄が海外の人達で溢れてるってのは
日本人として誇らしいし、最高だと思う。

そしてLP盤が届いたから、時間ある時に
ゆっくり聴こうかな。

そして最後にLP盤買った時のタワレコ特典
で貰ったポストカードが最高だったから、
それを貼って締めよう↓↓↓

ⓜHorizon/Nujabes


【modal soul特集Week】トリは、あえて
この名盤アルバム最後を締めるトラック

7分を超える長尺な一曲。

Nujabesの楽曲聴いて、サンプリングの
元ネタ掘るのが楽しいんだけど、この曲の
元ネタ情報ないからNujabesが生み出した曲
なのかもしれない。

この人の頭の中の音楽を具現化すると、
こんなにも素晴らしい音楽が生まれるのか。

ピアノが主旋律を引っ張っていく綺麗な曲。
始まりから1分くらいそんな様相なんだけど、
そこから管楽器のようなシンセが入る。
多分、生音じゃないと思うけど、最初の
ピアノとのアンサンブルが始まる。

2つの楽器が奏でるメロディーの秀逸さ。
本当に素晴らしいんだ!!
最高の相乗効果といえるね。

これはラップなどを入れたりせずに、
インストにしたのも良いね。
長尺ながら、全く飽きさせない。

中盤以降は、さらに音が高い管楽器のような
シンセが入って、曲全体が若くなる。
その音の使い分けこそNujabes品質。

もしかして、あえて生音を使わなかったとか?
それは作ったNujabesしか知り得ない。

名盤を締めるにふさわしい一曲だ。

[LP/modal soul 収録]

ⓜWorld's end Rhapsody/Nujabes


【modal soul特集Week】
このアルバム内で、少し特異な曲を
バチっと紹介したい。

収録曲の中で一番のダンスナンバーなんだな。
日本人独特の"哀愁"みたいな表現ばかりじゃ
ないからNujabesは好きなんだ。

低音のバスドラが一定のループになってる
から、身体が自然と動いてしまう。
そんなノリを見せてくれる楽曲。

サンプリングされた男性ボーカルはあえて
こもったような感じで遠目に聴こえて、
メインはビートとピアノになっている。

綺麗な感じで、尚且つ踊れるナンバーだなぁ
なんて思ってたら、途中で乱雑なパーカッション入って来て「んっ⁈」ってなって、その後の展開に身震いする。

下記リンクだと3:44〜の部分なんだけど、
急にソウルなノリをブッこんでくる。
そう!カッコよさも介在させているんだ。
そして本編に戻る時のドラムが本当に凄い。
一瞬なんだけど鳥肌が立ったんだ。
あまりのカッコよさに、、

最高に大人なダンスナンバーだ。

つか全曲好きなアルバムなのに、今回の企画で
3曲だけに絞ったの早計だったかな…

[LP/modal soul 収録]