自己満的音楽生活ノススメ

「今日の一曲」と題しまして、自分の好きな曲を勝手にレビューします。あまり批評はせず、好きなトコだけ語ります。

Ⓗ時の扉/WANDS


今回は単曲ではなくアルバム単位で。

「初めて買ったCDって何?」

よく聞く質問だけど、自分は小学生の時に
初めて買ったCDはWANDSの『時の扉』だ。

もちろん初めて触れたCDアルバムだったから
良し悪しを他と比較できなかったけど、
ものすごく良いCDだな〜っては思った。

DEENに提供した『このまま君だけを奪い去りたい』や、中山美穂と共演した『世界中の誰よりきっと』のセルフカバーが入ってただけで最高だった。

特に一曲挙げるなら、このアルバムだけの
『孤独へのTARGET』かな。(下記リンク有)
サビから始まるのが、たまらなかった。

実はWANDSはⅠ〜Ⅲ期まであって、一般的に
ヒット飛ばした時期はⅡ期の途中までで、
Ⅱ期の終わり頃はPOPS路線から逸脱して
グランジやハードロックっぽい趣向になり
一気にファンが減ったんだな。

元々ボーカル上杉 昇はNirvanaカートコバーン
を崇拝するグランジ好きで、セールスという形で事務所には恩義を十分果たしたから、
後期は好きな音楽をやり切ったんだ。

自分も実は、その時期のWANDSが一番好きだったりする。

ちなみにⅢ期のボーカルは別の人だ。

そして私事だけど、職場で出会った嫁サンと
打ち解けたキッカケがWANDS話だった。
自分とWANDSネタで渡り合えた唯一の人。

話は戻るが、このWANDSの『時の扉』は
初めて買ったCDで、自分の人生に大きく
影響した一枚である。

令和になってもWANDS聴き続ける。

ⒽMusic is mine/Nujabes


UNIQLOが2006年にニューヨークのSOHOに
旗艦店をオープンするということで、
その店内BGMをFPMの田中知之が監修した。
お茶の間には浸透してない曲群だが、当時の
クラブシーンを切り取ったような内容だ。

Towa Tei,i-dep,INO hidefumi,HALFBY,
Free TEMPO,Cubismo Graficoなどなど。

ちなみに田中知之自身のFPMは一曲だけだ。

そのニューヨーク店リポート見た時に、
アメリカ人が「BGMがクール‼︎」って
コメントしていて、本当嬉しかったな。

CDジャケットも凝っていて、左上を押すと
CDが押し出てくる面白い仕組み。

そしてその中で始めて知ったアーティストが
このレビューサイトに何度も登場している
Nujabesなんだな。

この曲の最初の印象は、上記のアメリカ人
じゃないけど、すごく大人なクール。

竹を叩いたような音が印象的なトラックと
不規則っぽく聞こえるドラム音。

そして男性ボーカル入ってくるんだけど、
それと同じ音程でアルトサックスが
ニゾンしてくる。
そこが面白い試みだなと思った。

この曲でNujabesに興味を持ち、今に至る
から、やっぱコンピCDは良い出会いあるな。

令和になってもNujabesは聴き続ける。

[V.A/SYNCHRO FROM TOKYO TO NEW YORK 収録]

ⒽThe Chime Will Ring-やがて鐘が鳴る-/Flipper's Guitar


フリッパーズギターが平成元年(1989年)
リリースした1stアルバムから。

シングル数枚出した後に満を持してアルバム
出すってのが定石な時代に、アルバムで
デビューし、歌詞も全編英語。
この辺のマインドが『Punk』なんだな。

このアルバム最初に聴いた時に一番自分に
刺さってきたのが、この曲なんだな。

フリッパーズは、だんだんバンドとしての
体制をとらなくなっていくけど、この時期は
しっかりバンドとしてのサウンドを追求してたと思う。

しっかりアコースティックギターとエレキの
音でメリハリをつけてたり【ネオアコ】感が
満載なんだな〜〜

遠くで星屑が飛び散るようなアコギと、
結構バキバキしたベース音。
その上で遊ぶカッティングギター。
正に、ロックバンドである。
後に全編サンプリングのサウンドに移行する
バンドだとは、とてもこの時点で思えないわ。

そして、この曲一番の鳥肌ポイントはサビだ。

英語詞だが、よく聴くと韻を踏みまくってる。
"i"の付く単語をあえて多用してる部分ね。
80年代でこんなことをしてたのか…

後半、少し雰囲気重くなって、そこから
ボーカル二人の掛け合いから転調して、
一気に開けるとこなんて最高のアレンジ。

令和になってもフリッパーズ聴くよ。

[AL/three cheers for our side-海へ行くつもりじゃなかった- 収録]

ⒽTwist and Shout/THE BEATLES


「平成最後」って言葉に飽きてきたけど、
自分にとって平成の音楽は最高だったし、
これからも聴いていくもんだと思ってる。

だから、特に平成に影響受けた5アーティストをフューチャーして平成を締めくくろうと思う。自分はコレだ!!

WANDS
Hi-STANDARD
・Flipper's Guitar
Nujabes

そして今回のTHE BEATLESだ。

世界一有名なPOPバンドくらいにしか
思ってなかったけど、この曲を聴いて
凄くカッコいいバンドなんだと気付いた。

表現が独特で申し訳ないけど、どこなく
"竹"っぽいギター音が印象的なこの曲は
今やビートルズの代表的なロックナンバーである。

メインボーカルのジョン・レノンと、
コーラスの掛け合いがとても楽しそうなんだけど実は逸話があって、レコーディング当日、ジョンは一日中歌い続けたことと、当日風邪をひいていたという事情が重なって声が嗄れてしまった状態でボーカルテイクを録った。

そして2テイク目を待たずにジョンの喉は限界を迎えたが、問題なかった。
1テイク目が最高だったからだ。

この独特なしゃがれ声はその時に生まれた
奇跡みたいな歌声なんだ。

全員ではないけど、自分とビートルズ
メンバーが地球上で共存出来てるのも
後世に自慢出来ると思ってる。

令和になってもビートルズ聴くよ。

[AL/PLEASE PLEASE ME 収録]

Eric.W/the band apart(&全パート)


大好きなパンドアパートの1stから。

と言うのも、ギターマガジンで面白い企画
あって、まずこの曲のバンドスコア掲載され、
動画にて各パートの演奏を本人達が披露する。
このバンドのファンには、たまらないよ。
しかも名曲『Eric.W』と来たもんだ。

ブレイクビーツっぽい入りだったり、
どことなくダンスミュージックを意識した
感じの曲だから、ライブではガン上がりする。

中盤からCメロ持ってくる俺得な展開ね。

それを各パートで見ると、やっぱギターの
川崎亘一は変態だww
"加山雄三"のトレードマークであるギター
『モズライト』使いなんだけど、このギターはとにかく"弾きにくい"で有名。
それをこんなに使い回す様は、やっぱ変態w
下記のリンク川崎亘一パートの動画2:58
からは本気で圧巻だ。
速弾き出来る人はたくさんいるけど、その
フレーズがどこ取ってもカッコいいんだ。

バンドサウンドに着目するなら、ドラムや
ベースなどリズム隊になりがちだけど、
バンドアパートに関しては川崎亘一の
ギターになっちゃうな。
しかもこんな類い稀な技術持ちながら、
練習が大嫌いらしい…天才かよ⁉︎
昔はよく長髪かき乱して弾いてたな。

モチロン他のパートも見応えあるし、
技術半端ないから、見てて飽きない。

一度、演奏上手い人と一緒に動画見たいな。

[AL/K.AND HIS BIKE 収録]

荒井岳史 (Vo.Gu)

川崎亘一 (Gu)

原昌和 (Ba)

木暮栄一 (Dr)

HONEY/RIRI


前知識なく、この冒頭聴いたら絶対海外の
歌手だと思うだろな…しかも大物の。

これがつい最近まで高校生だった日本人歌手と
知ったらカルチャーショック受けるよ。

『海外で活躍することを目指すシンガー』
RIRIは、いつか日本を代表する歌手になるかもしれない。ポテンシャルの塊。

AIに憧れて歌手を目指し、後にしっかり
共演を果たしている。
海外の活動にも、目を見張るモノがある。

短いスパンでアルバム2枚リリースしていて、
個人的には2ndの方が好きかな。

主体はもちろんR&Bなんだけど、そこに
EDMのエッセンス取り込んだりと、
トラックに幅が増えた印象。

この『HONEY』って曲は、RIRIの魅力を
凝縮したような一曲で、紹介するには
うってつけじゃないかな。

海外を意識した活動とあって、英語の発音が
上手いと思う。
最初ハーフなのかと思ったし。

その英語と日本語詞の境い目が曖昧で、
とても面白い。
それがRIRIの歌の真骨頂かな。

落ちつき払った歌声と、コーラスワークは
本当に往年のシンガーと思わせる。

日本のR&Bを引っ張っていくべき人だ。

[AL/NEO 収録]

もぐらは鳥になる/のあのわ


ボーカルが女性で、あとは全員男って普通な
編成のバンド『のあのわ』
ただ珍しいのは、そのボーカルYukkoが
持つ楽器がチェロって所だろう。

物理的に大きいし、音が低い楽器だし、
バンドに不向きな感じするけど、のあのわは
チェロを上手く使った楽曲に定評がある。

自分はアルバム一枚持ってて、その中で
リード曲ではないこの曲に惹かれた。

正に『サーカス』なのだ。

サーカス感・甘いポップス感・ロック感の
良いトコ取りをしたような展開。

最初の英語でのコーラスワークが印象的で
そこから、しっかり歌うYukkoが歌を展開する。
この人の声質は自分好みなんだな〜〜

サビも2段階で持ってくるパターンも、
自分の大好物。

1回目のサビ終わりで、チェロを持ってくる
けど、暗くなりすぎない絶妙な塩梅ある。

そして中盤に最初のコーラスワークが再登場
するんだけど、ここでもキーを変えた2段階
となっていて、そこがこの曲で一番好きな部分になっている。
アレンジが素晴らしいね。

アルバムには収録されていないやつで、
英語詞ver.もあるけど、自分は日本語が好き。

[AL/MAGICAL CIRCUS 収録]