自己満的音楽生活ノススメ

「今日の一曲」と題しまして、自分の好きな曲を勝手にレビューします。あまり批評はせず、好きなトコだけ語ります。

©️STARDUST/神戸国際大付属高校 応援団


近年の新日本プロレスブームが嬉しい。

高校時代からプロレスが好きで、2000年初頭の人気低迷からの不遇の時代を考えれば、昨今のブームは信じがたい現実でもある。

『プ女子(プロレス女子)』みたいなワードを
見るようになったのも嬉しいね。

実際に会場行くと、本当に普通の女子が多い。

昔から女子は少数ながらいたが、どこかプロレスオタクみたいな人ばかりだった。

その人気を牽引してるのが、内藤哲也という
新日本プロレスのレスラーだ。

LOS INGOBERNABLES de JAPON
(ロスインゴベルナブレスデハポン)
というユニットのリーダーを務めている。

何じゃそりゃ⁈
って難解な名前かもしれないけど、プロレスファンは全員噛まずに言えるユニット名。

試しにiPhone使ってる人は「ロスイン」と文字入力してみてほしい。
上記の名前が予測変換で出るくらいだ。

その内藤哲也の入場シーンに惹かれる。
ダブルのスーツに身を包み、大胆不敵な様相でリングインする。

その入場曲「STARDUST」が本当にカッコいい一曲なんだな。

ケニー・オメガというNo.1外国人レスラーの
テーマ曲「Dr.Wily 1 mix」を参考に作った曲。

初めて生で見た時は、オーラがすごくて
鳥肌が立ったほど。

クラブ寄りな4つ打ちのリズムだから、
自然と高揚してくるんだな。

その内藤哲也人気が甲子園に現れた。

STARDUSTを、神戸国際大付属高校の
ブラスバンド部が、甲子園の応援歌として球場内に鳴り響かせていた。

プロレスラー入場曲で甲子園応援歌といえば
「炎のファイター(アントニオ猪木)」くらいしか思い浮かばなかったけど、ものすごくSTARDUSTがマッチしていた。

プロレス好きな高校球児なら、この応援歌で
必ず活躍できるね!!

内藤哲也 入場テーマ曲

神戸国際大付属高校 応援団 ver.

©️オーバーラップワルツ/MONGOL800


これやると、何故かアクセス数が減る
『愛すべきカバー曲Week』

好きだから懲りずに今週もやるよ笑))

原曲からいくと、HUSKING BEEの名盤AL
《the steady-state theory》の中にある一曲。

前にも言ったけど、成功してるバンドに
新メンバーが加わるのは珍しい。

その新メンバー平林一哉(Gt.Vo)もHUSKING BEEの一員として板についてきてのアルバムだった。

本当に名盤だと思うアルバム。

その名曲群の中で一際メロディー、曲の構成
すごく耳に残ったのがオーバーラップワルツだった。

そしてHUSKING BEE活動休止中にリリースされたトリビュートアルバムにて、この曲をカバーしたのがMONGOL800

本当に原曲が好きだから、変なアレンジされるとガッカリするけど、MONGOL800なら、聴く前からピッタリだなと思った。

あまり奇をてらわない素直なカバーと言える。
ゆっくりした感じで、演奏時間は原曲の倍
くらいあるけど。

けど、普通にやってもこのバンドがやれば、
MONGOL800らしくなる。
やはり世界感を持った歌声だ。

弾き語りでカバーした方が、しっくりきそうな原曲だけど、ギターアレンジは相当なモンだと思う。なんかそこにリスペクトを感じた。

今は活動を再開してるHUSKING BEE

これからもMONGOL800の良き先輩バンド
でいてほしい。

[V.A/HUSKING BEE 収録]
原曲 -HUSKING BEE-

MONGOL800 ver.

秘密の森/Keishi Tanaka


Riddim Saunterボーカル"KC"こと田中啓史
ソロ2ndシングルとしてリリースされたのは、
絵本付きCDだった。

それが素晴らしい作品だったんだな。

まずもってRiddim Saunter時代、ボーカリストとしてベルを持つくらいで楽器を基本持たないスタイルだった。
作曲にも殆どタッチしていなかったハズ。

そんな彼が素晴らしい曲を作る能力もあったとはと驚いた。
長年シンガーソングライターやっていたかのよう。

この『絵本付きCD』って施策を1stではなく
2ndに持ってきた所に、懐の深さというか音楽家としてやっていく決意を感じた。

絵本の世界と合致した音楽。
童謡などではなく、絵本の世界感をそのまま
音楽で表現している。

一曲目のプロローグから、ストリングスで
神秘的に始まり、二曲目のパートでギターを
持った田中啓史が歌い始める。

「迷い込んだ森に、何があるんだろう?」

そんなワクワクを感じさせてくれる曲。

ソロになってからギターを特訓したらしいが、とても上手になってるな〜〜

ところどころで登場するハープの音が、すごくアクセントになっていて好きだ。

絵本の方は、絵本作家の相沢克人さんの
書き下ろし作品。

子供がいる人へのプレゼントなんかに最適なんじゃないかな。

ちとキザっぽいか…

[絵本付きSg/ひみつのもり 収録]

Sweet&Still/Riddim Saunter


『CDよりもレコードだよな〜』って言った方が、音楽通っぽいけど自分はどちらかというとCD派だ。

レコードも、ここ数年で買うようになったし
ジャケットが映えるし、好きではある。

けど、手軽に聴けない&プレス数少ないから、すぐ価格が高騰する。

けど、このRiddim Saunter最後の作品は、
絶対アナログレコードがいい。

それ向けにアナログレコーディングしてるから、音に厚みがある。

そんな作品のリード曲が、今回紹介する歌。

まずバンド内で一番爽やかと言っていい
ナンバーで、このアルバムで全面的に取り入れた生ストリングス隊を存分に堪能できる。

イントロから12弦ギターとフルート、それと
ストリングスが最高にマッチしてるんだな。
その冒頭部分に、この曲一番のハイライトを持ってきているように思える。

ずっと疑問なのは、間奏終盤で歪んだ音が
出てくるんだけど、あれはギターなのかチェロなのか??

爽やかな楽曲に、あの荒い音を急にブッコんでくるあたりはセンスだね。

やっぱフルート入った曲が好きなんだな自分。

このレコードは500枚プレス限定で、もう入手困難となっている。

CDとジャケット別売りって世界初の試みやったRiddim Saunterはやはり時代の先端走ってたと思う。

いつかまた再結成したらライブ行きたい。

[LP/Days Lead 収録]

雨のワルツ/持田香織とSAKEROCK


Every Little Thingボーカル持田香織が、
10年くらい前にソロアルバムをリリースした。

その内容が、ものすごく良かったんだな。

まずELTからの、キャッチーなポップスや、
込み上げてくるようなバラード、みたいな流れは無い。

ELTの活動とは一線を画す仕上がり。

なんか持田香織の『素』を見てるよう。

そんな彼女が大好きと公言してたSAKEROCKを迎えての一曲。

とにかく、ユルさ満点!!

勝手に星野源が作曲かと思ったけど、
なんかそれっぽくないメロディー

クレジット見てみると、持田香織が作った歌だった。

正直、作詞/作曲できる人だとは、
思っていなかった。

ワルツというだけあって三拍子の曲なんだけど、持田香織の抜けたような歌と、SAKEROCKのフワっとした演奏がこんなにも合うのかと関心した。

売れ線では絶対ないけど、10年後もちゃんと聴けるように丁寧な仕上がり。

SAKEROCKでよくやるトロンボーンの先っちょに音が変わるヤツ付けてやる、
「ほわんほわん」っとした音色が、何とも言えないユルさを表現しているね。

ELT持田香織がカッコいい女性なら、
ソロの持田香織は素敵な女子って印象かな。

[AL/moka 収録]

紫陽花/椿屋四重奏


初めてこの曲を聴いた時の感想は、

「艶っぽいバンドだな」

それが椿屋四重奏だった。

2010年に仙台で結成された3人組バンド

中田裕二 (Vo.Gt)
永田貴樹 (Ba)
小寺良太 (Dr)

まずもって四重奏というわりに3人で、
仙台市で結成されながら、宮城県出身者ゼロ。

そんなんはさておき、中田裕二にフューチャーしたいと思う。

バンドのフロントマン、全曲の作詞/作曲、
そして編曲などのプロデュースもこなす。
声も良くて、しかも超イケメンときた!!

この文面だけ見たら腹立つかもしれないけど、
今回紹介する曲を聴いちゃったら、やっぱ凄い才能の持ち主なんだなと脱帽せざるを得ない。

このサビの綺麗さは何だろうね?

こういうメロディーが降りて来た時のミュージシャンは、どういう心境なんだろうと思う。

日本語にこだわった歌詞が特徴のバンドで、
梅雨時期の花である紫陽花を、
『綺麗で悲しい』と表現している。

文才もあるのね…

演奏もギターのアルペジオが印象的で、
歌を引き立ている。

バンドは2011年に解散していて、中田裕二
ソロとして音楽活動を続けている。

正に「珠玉のバラード」という言葉が
ピッタリな一曲だと思う。

[Sg/紫陽花 収録]

クリームソーダ/MEISO and MUZONO


バイリンガルのラッパーMeisoと、
トラックメーカーMuzonoがタッグを組んだ。

食べ物に、その時期一番美味いとされる
『旬』があるように、このCDにも一番良く聴こえる時期がある。

それは夏だ。
今みたいな冬じゃない。

じゃあ冬の時期にレビューすんなよ‼︎

だって好きな曲なんだもん。
夏まで待てない。

フリースタイルのラップイベント
B-BOY PARK》3連覇を果たしたKREVA
後に優勝した"外人21瞑想"ことMeiso

ユルくも芯の通ったトラックメーカーであり
音楽プロデューサーであるMuzono

その二人名義での初アルバム作品。

リード曲であるこれがツボだった。

正にトラックはMuzonoらしいと言える
極上のチルアウト。

聴き手に情景を浮かばせるような音。

そこに落ち着いた様相のMeisoのラップ。

リリックもどこか文学的で、Meiso名義の
アルバムにはあまりない日本語と英語半々
くらいの内容になっている。

この人の声の重ね方が本当に好きなんだな。

夏だからといって、みんなでワイワイばかりじゃない。

一人で車を走らせる夏もある。

そんな時にオススメしたい一曲。

[AL/Sunshine and Coconut Water 収録]