自己満的音楽生活ノススメ

「今日の一曲」と題しまして、自分の好きな曲を勝手にレビューします。あまり批評はせず、好きなトコだけ語ります。

©️Autumn Leaves/Hawaiian6


まず、シャンソン歌手の越路吹雪が好きだ。

定価でベスト盤を買うほどに好きだ。

勝手に美空ひばりと肩を並べられる、日本を代表する女性シンガーだと思っている。

シャンソンって、こんなにも《情》を歌声に
反映させられるもんなのかと。

邦題『枯葉』とされるシャンソンのスタンダード曲が今回の原曲である。

1945年、フランスのバレエ団の伴奏音楽
として作曲され、世界的シャンソン歌手
Edith PIAFに歌詞を付けて歌われ、そこからアメリカで英訳詞でカバーしたことをキッカケに広がっていった曲。

そのアメリカではJazzのスタンダードとしても愛されている。

自分が初めて聴いたのは越路吹雪の歌唱で、
なんかものすごく切ない曲だなぁと思った。

それをメロコアバンドHawaiian6がカバーした。

初期のHawaiian6の楽曲から、すごく
シャンソンのテイストを感じたから、
このカバーは必然だったのかなと思える。

LONG SHOT PARTYの単音トランペット
から始まるこの曲。

こんなに抑えめで、ダークさを追求した
パンクカバーはなかなか無い。

原曲そのまま速くしただけではなく、そこにある哀愁もしっかり受け継いだ形で演奏されている。

Hawaiian6こそ一番カバーアルバム出してほしいバンドである。

[AL/SOULS 収録]
越路吹雪 ver.

Hawaiian6 ver.