SUPER BUTTER DOGというファンクバンドがあって、ボーカル永積タカシの声がすごく印象的だった。
(サヨナラCOLORは名曲)
まさかそのキーボーディストの池田貴史のソロプロジェクト"レキシ"がここまで注目されるとは思わなかった。
今、一番ライブ行きたいバンドかも。
ファンキーなトラックに、日本の歴史からインスパイアされた歌詞を歌う斬新なスタイル。
他方面のアーティストがコラボしたがるのは、素直に楽しそうだからだろう。
自分がレキシを知ったのは、今回紹介する曲がキッカケで、ファンクというよりは、上質なポップソングである。
レキシが迎える客演アーティストには、必ずレキシネームが付けられる。
この曲では、メインボーカルを務めている、
"旗本ひろし"は秦基博で、ラップ担当"足軽先生"は、いとうせいこうである。
農民が、御上に献上する「年貢」
これは必ず励行しなければならない責務で、
農民にとっては重荷になっていたハズである。
その年貢をやる、やらないで楽しく歌う様は、つい笑ってしまう。
しかも、こんな爽やかなメロディーに乗せて。
MVでは、やついいちろう(農民)と、レキシ(庄屋さま)が米俵を囲んで、とても楽しそうだ。相対する立場なのにね。
そして後から、この曲は「年貢の納め時」というのを、婚約にかけたウェディング・ソングだったんだと知る。
天才かよ、レキシ。
[AL/レシキ 収録]