自分の中でHUSKING BEEというバンドは
疾走感の中にも、どこかメロディーに
ノスタルジックさを感じる、日本人にしか
表現できないメロコアバンドだと思って
本当に大好きだったのが10代。
そして新メンバーが加入してのアルバムで、
まさかの日本語詞。
その前情報あった上で、この曲を聴いて
より日本人なんだなと実感した20代。
日本語で日本人が歌うんだから、日本的に
なるのは当たり前かもしれないけど、
やっぱ海外バンドでは表現できない何かが
このバンドにはあると思う。
弾き語りヨロシクなアコギから始まって
よりノスタルジックさを増して、メロディーが
直結で響いてくる。
そしてサビ前でしっかり盛り上げてから
珠玉のサビへと移行していく。
このメロディーは本当に最高なんだ。
そして、このサビは一度しかやってこない。
なんて儚いんだ…もっと連チャンしてくれ!
と、思うのは野暮なんだろうな。
そして歌詞も、多分ボーカル磯部の仕事
だろけど、すごく文学的な表現だ。
歌詞を全て堪能した後に、この曲名を
『欠けボタンの浜』と銘打った磯部の
文才に気付くんだ。
このバンドが日本語に移行したことに感謝。
[AL/FOUR COLOR PROBLEM 収録]