自己満的音楽生活ノススメ

「今日の一曲」と題しまして、自分の好きな曲を勝手にレビューします。あまり批評はせず、好きなトコだけ語ります。

©️シャ・ラ・ラ/つじあやの&奥田民生


この曲は、原曲よりも先にカバーで知った
パターンのやつ。

ウクレレ弾き語りシンガーつじあやの
そのベストアルバムに収録されていた一曲。

つじあやの自体、ジブリ映画の主題歌を
担当して、もっと飛躍してほしいと思ったんだけど、認知度はそこまで上がらなかったな。

原曲は1980年に発表されたサザンオールスターズのシングル曲で、ボーカル桑田佳祐と、その妻(当時は彼女)となるハラボーこと原由子とのデュエット曲となっている。

サザンのアルバム曲やカップリングでは、
ハラボーがメインボーカルと務めるのが
通例になってたらしいね。

桑田佳祐の声は若いのはもちろんのこと、
ハラボーの声が、どこかニューミュージック
の系譜を感じる歌で、俺は好きだな。

そんなクリスマスソングを、つじあやの
奥田民生を客演に迎えてカバーした。

つじあやの原由子
奥田民生桑田佳祐

最初はウクレレ弾き語りの形だけど、そこからの奥田民生パートのAメロからは、ギターメインのミディアムバラードとなっている。

この奥田民生と、つじあやのがハモる所と、ソロパートのメリハリがしっかりしていて展開を飽きさせない。

すごく素敵なデュエット曲だな。

[AL/つじベスト 収録]
原曲-サザンオールスターズ-

つじあやの&奥田民生ver.(7:18から)

©️ヨイトマケの唄/桑田佳祐


今月もやるよ『愛すべきカバー曲Week』
大好きなカバー曲をただ語る一週間。

この曲は美輪明宏が本名の丸山明宏名義で
1966年に発表した曲。

自分としては昭和を代表する"裏"名曲だと
捉えている。

何故"裏"なのか??
それは民放各局で長年封印されていたからだ。

建設業を揶揄する『土方』『ヨイトマケ』という言葉が、放送禁止用語と指定されてから、日の目を見なくなった曲。

この曲は、学校で「土方の息子」とバカにされ、イジメられて泣いて逃げ帰った主人公が、汗を流して男に混じり土方で働く母を見て、泣くのを忘れ学校へ戻っていく。勉強するよと言いながら。

そして母への感謝を忘れずに、立派なエンジニアとして大成するという話。

歌詞というより、一つの物語である。

これをフル尺で美輪明宏が紅白で歌った時は、
時が止まったかのような錯覚さえあった。

それを桑田佳祐がカバーしているんだけど、
音源だけ、聴いても原曲にものすごく敬意を感じるんだな。

桑田佳祐自身も、この歌の世界観に陶酔する一人なんだろう。

とにかく歌が一番強調されるように、演奏はオルガンがメインで、至ってシンプルな構成となっている。

上記の2012年紅白歌合戦を経て、昭和の
大名曲と堂々と言えるようになったと思う。

刺さる人には、大きく突き刺さる一曲。

[AL/TOP OF THE POPS 収録]
原曲 -美輪明宏-

桑田佳祐 ver.

HAPPY LIKE A HONEYBEE/Flipper’s Guitar


前にも言ったけど、かなり影響を受けた
フリッパーズギターの1stアルバム。

この中で一番爽やかなナンバーで、この曲がフリッパーズで一番好きという人も多い。
自分にとっても感慨深い歌なんだな。

無性に中学時代を思い浮かべられるからだ。

まず好きな部分が、普通なんてことない
歌い出しの歌詞。

goodbye, other classmates
(さようなら クラスのみんな)
goodbye, the maths teacher
(さようなら 数学の先生)
we go up on the hill
(僕たちは丘に登るよ)

ここにグッときた。

自分が唯一泣いた中学の卒業式。
みんな大好きだったし、その担任は数学の先生だった。

あの頃に、この曲を知り得ていたらなぁ…

自分が小学生の頃リリースされた曲だったから、可能なんだけど当時はきっと理解できなかったろうな。

このボーカル小山田圭吾の舌ったらずで、
アンニュイな英語の歌も、曲にピッタリなんだな。

これをネイティブな発音で歌ったら、
独特の空気感が薄れるだろう。

そしてMV見ても、この2018年でも十分通用するオシャレさ。

これを89年に表現出来ちゃう"渋谷系"って
本当スゴなと思う。

永遠に好きな一曲だ!!

[AL/three cheers for ourside 収録]

14才/THE HIGH-LOWS


その人にしか表現出来ない歌がある。

甲本ヒロトの作る歌は、全てそれに当てはまると本気で思う。

ハイロウズのベストアルバムを買って聴いた時に一番衝撃的だった一曲。

それが今回紹介する『14才』

人生の節目って18才だったり20才だったりする。

けど、中学生となる一番多感な時期かもしれない14才を甲本ヒロトは歌っている。

自分の不運は、この曲をハタチ過ぎて知ったってことだ。

まだリリースされてなかったけど、この曲をもし自分がリアルに14才で知り得ていたら、人生違ったかもしれない。

サビの『リアルよりリアリティ』って
表現が、なんか14才を上手く形容している気がした。
この一文だけで甲本ヒロトはスゲーなと。

そして、この曲の本質を理解したいと思ったら、小説《カモメのジョナサン》を読んでから、もう一回この曲を聴いてみてほしい。

この一連の経験を14才の時にした人は、
きっと優しい大人になれるよ。

最後に自分が一番好きな、曲終わりの歌詞を紹介したいと思う。

あの日の僕のレコードプレーヤーは
少しだけいばって こう言ったんだ
いつでもどんな時でも スイッチを入れろよ
そん時は必ずおまえ 十四才にしてやるぜ

[AL/FLASH 収録]

Come On, Let’s Do The Pogo/Ken Yokoyama


10年前なら絶対に考えられなかった、
Hi-STANDARDの難波サンと健サンの
スプリットアルバムなんて。

紛れもなく仲違いしていた二人。
理解し合えずケンカしていた二人。
けど、ハイスタは潰さなかった二人。

そして今では超仲良い二人。

このCDを以前、難波サンが公然とdisってた
PiZZA OF DEATH RECORDSからリリースするなんて感慨深いね。

やっぱ人生何が起こるかわからんね〜

各バンド新曲2曲、カバーを1曲持ち寄った
スプリットCDで『VS』と銘打ってるのが面白い。

NAMBA69はよりエモく、メロコアの王道を行って、健サンはロックで遊んでいるってイメージだ。

その中で、この健サンの一曲が好きだった。

70年代イギリスのパンクシーンで生まれた
《Pogo》というダンスをテーマにしていて、体を痙攣させながらジャンプするというダンスだ。

昔の海外バンドのライブ映像で何度か見た事ある動きだけど、まさかPogoというダンスだったとは正直知らなかった笑

そのダンスを現代にリバイバル‼︎
なんて気持ちは当人達には無くて、ロックの楽しみ方なんて自由でいんじゃない?と提唱している。

確かに、この曲のこの部分ではこうしなきゃいけない。みたいなのをロック好きな人に当てはめるのには違和感あったりするからね。

フリが合うってのも壮観なんだろけど。

やっぱ健サンはギターをグレッチにしてから
ロックンロールの引き出しを多くした気がする。

そして遊び心が増えた。

そんな事を再認識させてくれたゴキゲンな
ナンバーで、裏打ちのリズムが高揚させてくれる一曲。

[AL/Ken Yokoyama vs NAMBA69 収録]

OLÁ! VITÓRIA/DREAMS COME TRUE


ドリカムが歌うサッカー応援ソング。

TBSでの『EURO2004』テーマ曲で知った。

曲名からポルトガル語で、曲全体ラテンのノリで、サッカー応援にピッタリなんだな。

歌詞にもポルトガル語が随所で使われている。

メロディはMichael JacksonのWill you be thereを思いっきりオマージュした仕上がり。
この曲は、高揚させてくれるね〜〜

そして今日はロシアW杯の日本初戦だ!

前回大会の初戦1-2で落とした試合の2失点目は掌をグーにしてパンチングしなかったGK川島のミスだったと今でも思っていて、4年後ロシア大会では良いGK育って欲しいと願った。

結果、そうはならなかったケド。。

初戦のキープレーヤーは間違いなくGKだ!

正直前線の陣容はあまり重要視してなくて、やはりGKの活躍無くては個で勝る相手には勝ちきれない。

ストライカーがバンバン点決めても負けることはあるけど、GKが無失点なら絶対負けないのがサッカーだ。

とは言え、今の日本代表は本気で応援している。

そもそもFIFAランク上位が必ず勝つなら、
W杯なんてやらなくていいしね。

是が非でも勝ち点取れNIPPON‼︎‼︎

[Sg/OLÁ! VITÓRIA 収録]

OLA!VITORIA!

OLA!VITORIA!

HIGH SCHOOL IS HIGH/DJ TA-1


いろんなクラブイベントでDJがプレイする音楽を聴いて、それらを好きになっていく。
それこそ最高な好きな音楽の広がり方だと
思っている。

そして自分が好きな(好きそうな)イベントの
オーガナイザーを務めるDJのMix CDを買う。

そういったDJが監修するMix CDは、まず
普通にCDショップなどで流通はしてないから、ネットや現地での販売となる。

手に入れにくい分、苦労して買うから、
より大事に聴けるんだな。

郡山出身のDJ TA-1こと古川太一が監修したこのMix CDが最高だった。

本人はドラマー・キーボディスト・デザイナーなど多岐にわたる才能を持つアーティスト。

年は自分の一つ下だがリスペクトしている。

その古川太一が高校生に漁ったレコードのみを使っていて、Hip HopとR&Bのみで構成されている。

高校生でこんなん聴いてたのかと関心するけど、やはりどの曲にもセンスを感じた。

そこからいろんなアーティストを漁っていきたいのに、このCDはトラックを区切っていないから、今流れてるのが何の曲なのかわからない。。

きっと一発録りしたんだろうけど、全ての曲がCD1曲目になっている。

まぁ作業用BGMにも最適だし、いいけど。

ちなみに試聴などないから、曲目リストを
貼っておきます↓↓