前に【愛すべきカバー曲】として、
ブラジルのギタリストNando Lauriaの
カバーで取り上げたこともある、
このビートルズのバラードナンバーが、
やっぱ好きだから記しておきたい。
邦題は『恋におちたら』
バンド結成して、初めてちゃんと向き合ったバラード曲らしいんだけど、
とにかくハーモニーとコーラスワークが
素晴らしいんだ。
それはポール・マッカートニーと、
ジョン・レノンの掛け合いね。
改めて稀代のボーカリストだなぁと
思う。しかも二人同時に。
やっぱ心地よい部分は、一つの単語
♪Don't hurt my pride like her.
このherのトコね。
これ外したら、曲が壊滅的になるくらい
重要な部分なんだけど、ここの二人の
ハモりが素晴らしく良いんだ。
そこで鳥肌が立つ。
転調を繰り返しながら、極上のハモりを
見せてくれる一方で、それを引き立てる
ように、あえて同じ音程を歌うユニゾンも多用しているから、より光るんだ。
それと、ギターも通常の6弦ではなく
12弦のタイプを使っているらしく、
よりギターの音が柔らかく聴こえる。
本当に好きな珠玉のバラードだ。
[e.p/AND I LOVE HER 収録]