少し趣向を変えたレビューを。
これは自分の高校時代の話。
電車通学だった自分は、毎日駅に行っていた。
東京近郊の人なら、毎日駅を使うのは普通
だろけど、東北じゃ自転車通学がマストだ。
いつもの帰宅メンバーの中で、ギターを
覚えてた友達がいた。
そして、その友達は何故か毎日じゃないけど
たまに駅前にいるホームレスっぽいオッサンと
仲良かった。
会えば話すくらいの仲って感じだったか。
オレは、そのオッサンがなんか苦手だった。
けど、たまにカップ酒を片手にアカペラで
オリジナルっぽい、よくワカラン歌を
熱唱している時があったんだ。
その中で一曲すごく好きな曲があった。
…このオッサンの歌に感銘を受けたとは、
ちと悔しくて言わなかったケド。
「♪め〜ぐる‼︎めぐる季節の中で〜〜」
この力強いフレーズは、ずっと頭の中に
残り続けていたんだ。
そして数年後に、たまたま音楽番組見てたら
テレビから聴こえてきた松山千春の歌。
「♪め〜ぐる‼︎めぐる季節の中で〜〜」
はっ??
今何て???
あのオッサンの歌じゃん!
いやいや、松山千春の歌なんじゃん!!
長年ずっと勘違いしてたわ。
改めて松山千春が歌うCD聴いたら、あの
オッサンとは比べ物にならないわ。
素晴らしい一曲だね。
[e.p/季節の中で 収録]