世界的シンガーのアデルの一曲から。
だってデビュー作でグラミー賞ノミネート
されて部門賞獲っちゃうんだもんね。
その中でメッチャ響いた歌がある。
それを紹介したい。
ピアノ主体で流れていくんだけども、その
ピアノの音がまず最高。
澄んだ音、じゃなくてどこか篭ったような
音色なんだな。
それがすごく曲全体から漂う「喪失感」
みたいなのを演出してくれているんだ。
このイントロ聴いただけでグッと来る。
そこでもう鳥肌が立つ。
そしてアデルの歌よ。
なんて哀しいんだ。
しゃがれ声、とも違う特有の歌声がある。
声の質量が大きいとでも表現できようか?
ただ大きな歌声ではなく、やっぱ質量なんだ。
すごく耳から脳までの伝達が速い歌声。
所々で少し声が裏返るのも魅力。
漂う「喪失感」のあるメロディーの中で
着目したい、一つのフレーズがある。
♪I'd crawling down the avenue(動画1:49〜)
詳しい音階はわからないが、この部分に
ものすごくゾクっとさせられた。
今までの流れを若干逆流させるような。
現在アデルの作品は『19』『21』『25』と
3作あって、全てリリースされた自身の年齢を
アルバムタイトルにしてる。
つまり、今回の歌は19才の時なんだな。
なんてベテラン歌手感!!
グラミー歌手は伊達じゃないね。
[AL/19 収録]