『関ジャム』のアイドル特集を見てて、
2010年あたりからアイドル界は飽和状態に
突入して、そこから這い出てくるアイドルが
多種多様で、王道路線から離れたグループが
支持されているというテーマで面白かった。
その筆頭はBiSHだろけど、アイドルを
フィルターにすると、相入れないロック内の
ジャンル(パンクやメタル)を同列に表現
できるという松隈ケンタの手法には、
「なるほどな」と思った。
その中で紹介された『sora tob sakana』
という女性アイドルの音楽に惹かれた。
コンセプトは【アイドル+ポストロック】
遂にアイドル界も、そこまで触手伸ばしたか。
生演奏でもライブやってるみたいで、
ポストロックの良し悪しはドラムのセンスと
豪語できる自分は、まずそこを見た。
素直にカッコ良かったんだ。
そしてアルバムをチェックしたら、やっぱ
演奏はカッコ良かった。
けど正直自分には、幼さ残るアイドル的
ボーカルはいらなかった。。。
今回レビューする曲はアイドル名義ながら、
インストでボーカルレスなんだな。
初め聴いた印象「めっちゃチルアウト‼︎」
メランコリックなベルの音と、海を表現
してるかのような休符を入れないシンセ音。
そして全体でタメを作ってから、躍動する
ドラムがたまらんね。
アルバム全体のイントロって位置付けの曲
だけど、オレはこれだけで充分だ。
[AL/sora tob sakana 収録]