【愛すべきドラマテーマ曲WEEK】第三弾。
先日に引き続き、三谷幸喜の脚本ドラマ
&服部隆之のテーマ曲コンビ作。
笑ったし、感動したし、身震いしたし、な
ドラマ『総理と呼ばないで』
内閣支持率5%で、政治家としても人間と
してもダメダメな総理大臣(田村正和)と、
それをサポートする面々の話。
ただダメ総理なのは自覚してるし、汚職など
絶対にしないのがポリシーだった。
(そもそも企業側から相手にされてない)
敗戦決定の次期選挙までの場つなぎ総理と
自負してるから、投げやりなんだなw
面白いのは、そんな田村正和をサポートする
キレ物の首席秘書官に西村雅彦がいること。
そう!『古畑任三郎』のキャラ設定と真逆の
シチュエーションなんだ。
三谷幸喜が「民自党」とかドラマで出ると
冷めるって事から、固有名詞が一切出ない。
それでも十分に成り立ってた。
支持率最低でもダメ人間でも、一国の総理だ。
作中はおふざけ中心だけど、テーマ曲だけは
すごく厳かで、気品溢れる官邸を表現してる。
最初は静かに始まって、徐々に厚みを増す
手法は『王様のレストラン』テーマと似てる
けど、こっちはより洗練されている。
やっぱ男声讃美歌のようなコーラスが
入ってるからかな。
これこそが、厳かな雰囲気を形成してる。
やっぱ服部隆之のテーマ曲は改めて凄い。