"エルヴィス"といえばプレスリーかもだけど、
今回のエルヴィスは、コステロね。
イギリスはリヴァプール出身の、シンガー
ソングライターだ。
(ちなみに、プレスリーはアメリカ人)
この人は、とにかく親日家の印象が強い。
単独公演やFUJI ROCKでも数回来日してる。
調べたらカップヌードル創設者の安藤百福を
崇拝しているみたいだ。
コステロの曲いろいろ知っているわけじゃない
けど、特に好きなのが『Smile』って歌。
なんか、いくつかのアレンジあるみたいだけど
今回レビューするver.が一番好き。
それは良質な映画の主題歌のような趣きが
あって、すごく洗練されているんだ。
舞い落ちてくるようにしてから始まる
バイオリンで、楽曲に吸い込まれる。
そこから割と前面に出てくるコステロの
歌には、優しさと力強さがある。
そしてサックスを押し出したジャズテイストに
曲全体を持っていくんだけど、そのアレンジが
すこぶるメロディーと合う。
良いメロディーを活かそうとするなら、
演奏はよりシンプルに、って単純な考えを
あざ笑うかのような濃厚アレンジなんだ。
結果、美メロが活きている。
いろんな人がカバーしたくなる一曲だ。
[AL/curel smile 収録]