2000年に解散したBLANKEY JET CITYと
並行して活動してた浅井健一のSHERBETS
同時期だったのを後から知ったのを覚えてる。
自分がブランキーを好きになったのは、
活動後期だったからかな。
『近寄り難いバンド』ってのは、ブランキーと
ミッシェルで最後だったのかも、とか思う。
そのSHERBETSの3rd ALが大好きなんだ。
ブランキーよりノスタルジックで、鮮明に
浅井健一の世界観を堪能できる。
歌詞は文学的で、声も少年さよりアダルトさを
感じるのがSHERBETSかな。
特に今回紹介する曲全体の雰囲気が好き。
古い映画のワンシーンを切り取ったような
アルペジオのギターね。
この高音域の音が、たまらなく良い。
そして振り幅すごいサビのギターリフが
能動的で、ベンジーには失礼な表現だけど
安いギターを歪ませたような音が新鮮で
凄く渋いんだな。
「♪ママ〜」というフレーズが印象的だけど
自分が一番センス感じたのは、サビの
♪さぁ手を離し 一人水面を行けの部分で
最後のサビでは"行け"が"歩け"になってる。
文字数が1つ増えるから、詰まった感じに
なるんだけど、そこが最高にカッコいい。
これぞ自己満だ。
[AL/AURORA 収録]