ここ何年かでトレンドとなってるのが、
『洋楽っぽい音楽』じゃないかな。
さらに紐解くと、洋楽の要素を取り入れた
音楽作りって言えるかな。
それはブラックミュージックの要素や、
ループを使ったりして、あまりメロディーに
起伏を持たせない中で、飽きさせない音楽を
作れるアーティストが増えたってことか。
その中で確実に日本の音楽シーンを引っ張る
存在になってほしいのが『iri』だ。
前にもレビューしたが、やっぱこの人の
ボーカルスキルは聴く側を魅了する。
女性ながら、とにかく声が「イケメン」だ。
まず、このトラックセンスね。
研ぎ澄まされてるって言葉がピッタリで、
要所にミュート(音の無い部分)を入れて
アクセントを持たせてる。
歌い出しから正に「イケメンな声」を
披露してくれていて、低音域の声ながら
要所で高い声を見せてくれる。
けど、そこまではハネさせない。
そしてサビで一気に爆発させる。
それまでの低音があったからこそ、この
サビの広がりが活きてる。
曲をレビューする際に一応意識してるのが
「あまり他のアーティストで例えない」
ってのを課してるんだけど、このサビは
安室奈美恵の再来って言っても
過言ではないと思った。
これからもっと売れてほしい歌手だ。
[Sg/Only One 収録]