小説もドラマも『池井戸潤』フリークとして
TBSドラマ『ノーサイドゲーム』を楽しみ
にしていた。その主題歌が米津玄師だった。
ドラマ作中で初めて聴いて、素直に良い曲
くらいな捉え方だったが、話数を重ねる
ウチに、どっぷり歌と世界観にハマった。
米津玄師の表現力、ソングライティング、
編曲能力、自身で手掛けるアートワーク、
いろんな才能がこの一曲から感じれるけど、
自分はこの人の一番の魅力は"声"だと思う。
低音域から中音くらいに伸びていく歌声が
耳触りが良く、カッコよさを感じるんだ。
そしてこの曲のネガティブ目な歌詞を、
そこまで悲観させないのも、やっぱ歌声に
起因してると感じる。
そしてドラマの流れで聴くと、なお良いんだ。
でも一番好きな部分は最後のサビだ。
♪これが〜〜愛じゃなければ〜って歌詞が
サビ始まりなんだけど、最後のサビの入りだけ
若干溜めてからなんだな。
その一瞬に、ものすごい力強さを感じた。
今や日本の音楽業界に欠かせない存在の
米津玄師は、やっぱスゴい人だ。
[Sg/馬と鹿 収録]